| 口座 | 特徴 |
|---|---|
| 普通預金 (ordinary deposit) | 1円から預けられ、いつでも出し入れできる。定期預金などに比べ、利率は低い |
| 当座預金 (current deposit) | 小切手でいつでも引き出せる。原則、無利息 |
| 貯蓄預金 | 日常の支払いに備える営業預金などに対して、貯蓄や利殖を目的とする |
| 項目 | 元利自動継続 | 元金自動継続 | 満期自動解約 |
|---|---|---|---|
| 満期時の処理 | 元金+利子を合算し、その金額を新たな定期預金として同期間で継続 | 元金のみを同期間の定期預金として継続。利子は普通預金口座へ振替 | 元金+利子を普通預金口座へ入金し、定期預金は終了 |
| 利子の扱い | 元金へ組み入れる。複利運用 | 普通預金口座へ振替。利子は受取 | 普通預金口座へ振替 |
| 次の定期の元金 | 元金+利子 | 元金 | なし |
| 運用方式 | 複利運用 | 単利運用に近い | 運用終了 (解約) |
自動継続のときの金利は、継続日 (満期日) の金利が適用されます。
満期日前に解約したときは、預入期間の長さに対して定められた中途解約利率により計算された利子とともに払い戻されます。
たとえば金利が0.4%のとき中途解約利率が"約定利率×5%"だとすると、
0.4×0.05=0.02%
となり、普通預金の金利を下回る恐れもあります。なお約定利率とは預入時に適用された利率で、中途解約利率は預入期間が短いほど低くなります。
よって中途解約による機会損失を抑えるには、少額に分散して (口数に分けて) 預入れます。
現在の為替はドル/円 : 為替 : スマートチャートプラス : 日経電子版などで確認できます。
外貨預金には元本割れの恐れがあります。
円貨から外貨への預入れや、その逆の払戻しには手数料がかかります。
為替手数料が25銭/ドルで為替レートが100円/ドルのときに、100万円を預入れるとすると
¥1,000,000/100=10,000$
に対して手数料がかかるため、
10,000$×0.25=¥2,500
となり¥2,500の手数料がかかります。さらに払戻すときもドルの額は不変のため、払戻の手数料も同額の25銭/ドルならば
¥2,500+¥2,500=¥5,000
が損失となります。これを補う利益を得るには
(¥1,000,000+¥5,000)/¥1,000,000=1.005
の割合だけ円安となる必要があり、預入時の100円/ドルに対して
100×1.005=100.5
から、100.5円/ドルとなる必要があります。
| 利子の計算法 | |
|---|---|
| 単利 (simple interest) | 元金だけに対する利子 |
| 複利 (compound interest) | 元金に利子を加え、それを次の元金とする |
| 単利 | 複利 | 単利と複利の差 | |||
|---|---|---|---|---|---|
| 経過年数 | 元利合計 | 利子 | 元利合計 | 利子 | |
預金の利子には一律に課税され、源泉徴収されます。 No.1310 利息を受け取ったとき(利子所得)|国税庁 利子等・配当等の課税関係 - 株式・配当・利子と税|国税庁
2037年 (令和19年) 末までは、国税の15%に復興特別所得税 (Special Income Tax for Reconstruction) の2.1%が上乗せされるため、No.2507 復興特別所得税の源泉徴収|国税庁
0.15 × 1.021 = 0.15315
となり、これに地方税5%が加算され
0.15315 + 0.05 = 0.20315
の20.315%が税率となります。
金融機関の預金等に発生する場合は「利子」が使われる場合があります。一般的には、
利息とは?利子・金利との違いと計算方法を分かりやすく解説 | みずほ銀行
- 支払うものは「利息」
- 受け取れるものは「利子」
金融機関が破綻したときに預金者を保護するための制度であり、預金保険制度に加入している銀行が対象となります。
※1 ゆうちょでは、他人名義であってもゆうちょへの入金は「振替」となります。 振替 - 日本郵便 ゆうちょ銀行あて振替(電信振替):操作方法|ゆうちょダイレクト