MPLAB C30の使用方法

MPLAB C30は、PIC24、dsPIC30FおよびdsPIC33F向けのCコンパイラです。

※この解説で使用しているコンパイラは、MPLAB C Compiler for dsPIC v3.20 Standard-Eval Versionです。

基本的なコード

プログラムの大枠は、次の通りです。

  1. プロセッサに対応したヘッダファイル (プロセッサ ヘッダファイル) の読み込み
  2. ハードウェア上の設定を行うコンフィギュレーションの設定
  3. エントリポイントとしてのmain関数の定義
  4. 目的に応じた周辺モジュールの利用
// 1.プロセッサ ヘッダファイルの読み込み
#include <p30f4012.h>

// 2.コンフィギュレーションの設定
_FOSC( CSW_FSCM_OFF & XT_PLL8 );

// 3.main関数の定義
int main( void )
{
    TRISB = 0x01;

    while( 1 )
    {
        // 4.周辺モジュール (I/O) の利用
        LATBbits.LATB1 = PORTBbits.RB0;
    }
}

参考

ドキュメント

  • MPLAB C Compiler for PIC24 MCUs and dsPIC DSCs User's Guide (DS51284K)
  • MPLAB C30 C コンパイラ ユーザーズガイド (DS51284E_JP)

MPLAB C30のインストール フォルダのdocsフォルダ (/Microchip/MPLAB C30/docs/) にドキュメントがあります。

デバイス

  • dsPIC30F Family Reference Manual (DS70046E)
  • dsPIC30F ファミリー リファレンスマニュアル (DS70046B_JP)

サンプルコード

参考書