Microsoft Network Monitorの使用方法

Microsoft Network Monitorでは、ネットワークのパケットを調査できます。

導入

ダウンロード

Download details: Microsoft Network Monitor 3.2 Download: Microsoft Network Monitor 3.4 - Microsoft Download Center - Download Details Download Microsoft Network Monitor 3.4 (archive) from Official Microsoft Download Center

表示 (View)

フォント サイズ

各ビューでは、Ctrlを押しながらマウスホイールを回転させることで、フォントのサイズを変更できます。ただし、Color Filtersが適用されているフォントは変更されません。それらのフォントも変更するには一度Color Filtersを無効にしてサイズを変更してから、再度それを有効にします。このColor Filtersの一時的な無効化は、メニューの【Tools → Options】の[Color Rules]タブで、[Enable color rules]のチェックを外すことで行えます。

表示設定 (Column Layout)

Frame Summaryのカラムヘッダを右クリックすることで、表示内容をカスタマイズできます。または、メニューの【View → Choose Columns】でも同様です。

再起動後にも設定を維持するには、【View → Save Column Layout】で保存します。

フィルタ (Filter)

必要な情報だけを抽出したり結果を見やすくするためには、フィルタを設定します。

CaptureとDisplayのフィルタは、入力後[Apply]をクリックしなければ適用されません。それはショートカットのCtrl + Enterからでも可能です。

演算子

フィルタには下表の演算子を用いて、複雑な条件を指定できます。

演算子 意味
== 等しい
!= 等しくない
< より小さい
> より大きい
AND または &&  
OR または ||  

これらの演算子以外にも、次のような記法がサポートされます。

Contains

特定の文字列を含むフィールドやプロパティを検索します。この方法では、大文字/小文字は区別されません。その構文は、

Data.contains( SearchString )

または

Contains( Data, SearchString )

とします。たとえばexample.comとの通信にだけ一致させるには、

Destination.contains( "example.com" )

とします。

Capture Filter

キャプチャする情報をフィルタできます。Microsoft Network Monitor 3.4では、このフィルタはツールバーの[Capture Settings]から設定できます。

フィルタを直接記述する以外にも、[Load Filter]から一般的なフィルタを選択して指定できます。

Display Filter

表示する情報をフィルタできます。

たとえばHttpContentType.contains("text")とすると、MIMEタイプが

  • text/html
  • text/html; charset=utf-8
  • text/css

のようなファイルにだけフィルタされます。

コンテキストメニューからの設定

Frame Summaryの項目を右クリックし、[Add 'column name' to Display Filter]を選択することで、その項目の情報に適用されるフィルタを簡単に作成できます。

たとえば[Process Name]が"iexplore.exe"の項目を右クリックすると、[Add 'Process Name' to Display Filter]というメニューが表示されます。そしてそれを選択すると、Conversation.ProcessName == "iexplore.exe"というフィルタが作成されます。

Color Filters

Frame Summaryの表示に色を付けて、見やすくできます。

Color Filterは、メニューの【Tools → Options】の[Color Rules]タブから設定できます。

コンテキストメニューからの設定

Display Filter同様に、Frame Summaryの表示項目を右クリックして[Add 'column name' as Color Rule]を選択することでも、フィルタを作成できます。

Full Parserのロード

フレーム解析結果のDescriptionに、「This is a stub parser. See the "How Do I Load Full Parsers" help topic for tips on loading the full parser.」のように表示されることがあります。このような場合には、メニューの【Tools → Options → Parser】から[Full Parser]を使用するように設定することで、詳細な解析結果を得られます。

利用例

ストリーミングファイルのURLを取得

ストリーミングファイルのURLを取得するには、RTSPプロトコルのPLAYメソッドで、RequestしているURLを探索します。それには次のようにフィルタを設定することで、簡単に発見できます。

RTSP.Request.Method == "PLAY"

たとえばYahoo!動画ならば、

Rtsp: REQUEST, PLAY rtsp://g01.vod.tv-bank.com/01/258/21448.wmv?
  session_id=228662&product_id=8699

のようにURLを取得できます。

YouTubeの動画ファイルのURLを取得

YouTubeの動画ファイルのURLを取得する方法で解説しています。

キーボード ショートカット (Keyboard Shortcuts)

General
機能 キー
Close Network Monitor Alt + F4
New capture tab Ctrl + N
Open capture file Ctrl + O
New parser file Ctrl + Alt + N
Open parser file Ctrl + Alt + O
On the Capture tab
機能 キー
Close tab Ctrl + F4
Start capture F5
Pause capture F6
Stop capture F7
Apply filter Ctrl + ENTER
Remove filter Ctrl + Shift + ENTER
Find frame Ctrl + F
Find next frame F3
Find previous frame Shift + F3
Go to frame Ctrl + G
Save capture as Ctrl + S
Autoscroll F8
Capture Settings F4
In the Frame Details and Network Conversations windows
機能 キー
Expand all Ctrl + Num *
Expand selected item NUM*
Collapse all Ctrl + Shift + Num *
Collapse selected item Shift + Num *
On the Parsers tab
機能 キー
Rebuild parsers Ctrl + Alt + B
Save parser file Ctrl + S
Comment editing
機能 キー
All caps Ctrl + Shift + A
Indent (TAB) Ctrl + TAB
Bullet Ctrl + Shift + L
Previous word Ctrl + left arrow
Next word Ctrl + right arrow
Change hexadecimal to character Alt + X
Change character to hexadecimal Alt + Shift + X
Switch tasks Alt + ESC
Copy Ctrl + INSERT
Paste Shift + INSERT
Increase font size Ctrl + Shift + period (.)
Decrease font size Ctrl + Shift + comma (,)
Superscript Ctrl + Shift + equals (=)
Subscript Ctrl + equals (=)
Align left Ctrl + L
Center text Ctrl + E
Align right Ctrl + R
Single space Ctrl + 1
Double space Ctrl + 2
1.5 space Ctrl + 5
メニューの【Help → How Do I → Keyboard Shortcuts】

参考

メニューの【Help → How Do I】から、各機能のヘルプを参照できます。

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