Javaのバージョンごとの情報を下表にまとめます。
Javaはこれまで何度かバージョン名を変更しています。そしてJ2SE 5.0以降からは、「製品バージョン」と「開発者バージョン」という、同一のバージョンでありながら異なるバージョン番号を与えられています。
バージョン名※1 | コードネーム | 製品バージョン | 開発者バージョン | 公開日 |
---|---|---|---|---|
JDK 1.0 | Oak | 1.0 | 1996/01/23 | |
JDK 1.1 | 1.1 | 1997/02/19 | ||
J2SE 1.2 | Playground | 1.2 | 1998/12/08 | |
J2SE 1.3 | Kestrel | 1.3 | 2000/05/08 | |
J2SE 1.4 | Merlin | 1.4 | 2002/02/06 | |
J2SE 5.0 | Tiger | 5.0 | 1.5 | 2004/09/30 |
Java SE 6 | Mustang | 6 | 1.6 | 2006/12/11 |
Java SE 7 | Dolphin | 7 | 1.7 | 2011/07/28 |
Java SE 8 | Spider | 8 | 1.8 | 2014/03/18 |
Java SE 9 | 2017/09/21 | |||
Java SE 10 | 2018/03/20 |
※1 バージョン名は、それぞれ
の略語となっています。
バージョン番号と開発者番号を混同させて、[JavaSE-1.7]のように表記することもあります。
インストール済みのJavaのバージョンを確認するには、Javaの起動ツールにversionオプションを付けて、
c:\>java -version java version "1.7.0_01" Java(TM) SE Runtime Environment (build 1.7.0_01-b08) Java HotSpot(TM) 64-Bit Server VM (build 21.1-b02, mixed mode)
とします。この例では[1.7.0_01]がバージョンを表し、「バージョン7の更新1」の意味となります。
環境変数にパスが設定されていないと、この方法ではエラーとなります。その場合にはJavaのインストール ディレクトリをパスに設定するか、もしくはjava.exeをフルパスで指定して実行します。
%PROGRAMFILES%\Java\jdk1.7.0_01\bin>java -version
そもそもインストール ディレクトリのフォルダ名がバージョンを表しているため、それを見ることでも確認できます。ただしこれは、既定のインストール先を変更していない場合に限られます。
なおここで表示されるのは「開発者バージョン」であり、J2SE 5.0以降においては、それは「製品バージョン」とは異なります。
Javaのバージョンの確認で調べるのが最も簡単です。このページではページ上でJavaアプリケーションを実行し、その結果表示でバージョンを確認できます。
またはコントロールパネルから[Javaコントロール・パネル]を起動し、[一般]タブの[バージョン情報]をクリックすることでも確認できます。
しかしこれらの方法では、複数のJREがインストールされていると、それらのうちの最新のバージョンしか判別できません。よってインストールされているすべてのバージョンを正確に把握するには、コントロールパネルの[プログラムと機能]などによって確認する必要があります。Windows TIPS:Java Runtime Environment(JRE)のバージョンを調べる - @IT 小林章彦、島田広道 (2013/02/08)
この例では、
がインストールされていることが確認できます。
JDKのインストール方法については、JDKのインストールで解説しています。一方で必要なのがJREならば、無料Javaソフトウェアをダウンロードからダウンロードできます。
旧バージョンのJavaは、次のリンクのアーカイブからダウンロードできます。
ただし特段の理由がなければ、旧バージョンは使用しないようにします。