Windowsアプリケーションの構造を理解するために、Visual Studio 2008のアプリケーション ウィザードによって作成されたコードを基に解説します。
メニューの【ファイル → 新規作成 → プロジェクト】をクリックします。
テンプレートで、「Win32 コンソール アプリケーション」を選択します。プロジェクト名を入力し (ここでは「myProject」とします)、[OK]をクリックします。
[次へ]をクリックします。
アプリケーションの種類で「Windows アプリケーション」を選択し、[完了]をクリックします。
ソリューション エクスプローラで、作成されたファイルを確認できます。
この中のファイルReadMe.txtで、これらのファイルについて下記のように解説されています。
種類 | ファイル | 説明 |
---|---|---|
myProject.h | メインのアプリケーション ファイル | |
myProject.cpp | ||
リソース ファイル | Resource.h | 新しいリソースIDを定義する標準のヘッダー ファイル |
myProject.rc | プログラムが使用するMicrosoft Windowsリソースの一覧 | |
myProject.ico | アプリケーションのアイコン (32×32) として使用されるファイル | |
small.ico | アプリケーションの小さいアイコン (16×16) として使用されるファイル | |
標準ファイル | StdAfx.h | プリコンパイル済みヘッダーファイル (PCH) とプリコンパイル済み型ファイルをビルドするために使用されるファイル |
StdAfx.cpp |
作成されたプロジェクトを、ビルドして実行してみます。
メニューだけ備えた空のウィンドウが表示されます。
[ヘルプ]をクリックすると、バージョン情報のダイアログが開きます。
作成されたファイルについて、個別に解説します。