DSP (Digital Signal Processor)

再生する音楽データにデジタル処理を施すコンポーネントについて解説します。

導入

DSPはコンポーネントと同様に追加できます。

foobar2000: Components Repository

DSP Manager

インストールされているDSPの有効/無効化およびそれらの設定は、Preferenceの【Playback → DSP Manager】で行えます。

Standard DSP array (foo_dsp_std)

インストーラ同梱のDSPであり、以下のようなさまざまなDSPを含みます。

  • Advanced Limiter
  • Convert mono to stereo
  • Convert stereo to 4 channels
  • Crossfader
  • Downmix channels to mono
  • Downmix channels to stereo
  • Hard -6dB limiter
  • Move stereo to rear channels
  • Resampler (PPHS)
  • Reverse stereo channels
  • Skip Silence

Crossfader

曲間をクロスフェードさせられます。

Skip Silence

無音区間を抜いて再生できます。

設定項目  
Minimum silence duration to activate removal 無音区間と判定する長さを、ミリ秒で指定する
Leave the initial period intact 有効にすると、冒頭の無音区間は除外される
Silence detection threshold 無音と判定する音量を、デシベルで指定する

Equalizer (foo_dsp_eq)

イコライザーです。インストーラに同梱されています。

Effect DSP (foo_dsp_effect)

さまざまな音響効果のコレクションです。

foobar2000: Components Repository - Effect DSP

  • Pitch Shift
  • Tempo Shift
  • Playback Rate Shift
  • Echo
  • Reverb
  • WahWah
  • Phaser
  • Dynamics Compressor
  • IIR Filter

Soundtouch (foo_dsp_soundtouch)

テンポとピッチを調整できます。

設定項目  
Tempo adjust ピッチを変えずに、テンポ (再生速度) を変える
Pitch adjust テンポを変えずに、ピッチ (音の高さ) を変える
Rate adjust レコードの回転速度を変えるように、テンポとピッチを同時に変える
SoundTouch Sound Processing Library

Dolby Headphone Wrapper (foo_dsp_dolbyhp)

foobar2000: Components Repository - Dolby Headphone Wrapper

このDSPを使用するには、DolbyHph.dllが必要になります。これはPowerDVDがインストールされているならばそのインストール フォルダ以下にあり、たとえば%PROGRAMFILES(X86)%\Cyberlink\PowerDVD10\AudioFilter\DolbyHph.dllがそれです。

当該ファイルが複数見つかった場合には、そのファイルのプロパティからバージョンを確認します。そして最新のものを選びます。