メニューの【設定 → MIDIポートの設定】から設定できます。何かしらの音源があるならば、それをMIDI OUTのポートに指定すれば、設定は完了です。
Singer Song Writerには「Virtual Sound Canvas VSC-88」が付属していますが、これはWindows XP以降では動作しません。またWindowsには「Microsoft GS Wavetable Synth」が付属しますが、これの性能はあまりよくありません。よって、これらに代わるものを導入する方法について解説します。
いくつかの方法がありますが、ここでは次の2つのドライバ
を紹介します。このうち導入が簡単なのは、BASSMIDI Driverの方です。
ダウンロードのリンクがわかりづらいですが、ページ下部の下図の場所です。
BASSMIDI Driver: The Freeware MIDI Driver!
インストール後、スタートメニューから「Configure BASSMIDI Driver」を実行します。
そしてSoundFontを登録します。このリストでは下部のSoundFontが優先されます。
ダウンロード - TiMidity++ windows synthesizer(TWSYNTH) - OSDN
実際に必要なのは「TiMidity++ Driver」だけですが、インストーラーですべてインストールするのが簡単です。
Singer Song Writerを起動します。メニューの【設定 → MIDIポートの設定】で、MIDI OUTポートのデバイスに「TiMidity++ Driver」を指定します。
もしこのとき選択肢に「TiMidity++ Driver」が表示されないならば、レジストリを書き換えます。
[HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Wow6432Node\Microsoft\Windows NT\CurrentVersion\Drivers32 (64bitの場合)]にあるmidi1、midi2、… midi9のいずれかのwdmaud.drvを、timiditydrv.dllに変更します。
しばらくするとデバイスの一覧に「TiMidity++ Driver」が表示されなくなりました。これは有効な方法ではないかもしれません。
TiMidity++にもSoundFontが付属していますが、これに満足できないならば変更できます。たとえばSGM-V2.01にするならば、それをダウンロードして展開したsf2ファイルをTiMidityのmusixフォルダに配置します。そしてスタートメニューから【TiMidity++ → setwindrv】を実行します。そして[サウンドフォントと追加設定ファイル]に「SGM-V2.01.sf2」を追加し、他を削除します。
せっかくTiMidity++をインストールしましたので、これをSinger Song Writer以外からも利用できるようにします。Windows Vista以降ではMIDIデバイスを変更する手段が提供されていないため、これを行うツールを利用して設定を変更します。
Sichtwechsel | Putzlowitscher Zeitung
ダウンロードして展開したファイルPLWMidiMap.cplは、32bitのOSならば/windows/system32に、64ビットならば/windows/SysWOW64に配置します。
コントロールパネルを開き、検索窓に「midi」と入力します。そして表示された「Putzlowitschs Vista MIDI-Mapper」を実行します。
[Default device]の選択で、「TiMidity++ Driver」を選択します。
ダウンロードしたSoundFontが.sfArkという形式ならば、これを使用するには展開して.sf2へ変換する必要があります。それには次のsfArk SoundFont Compressionが使えます。
sfArk SoundFont Compression | melodymachine.com
展開するには対象のファイルをメニューの【File → Open】から開くか、アプリケーションのウィンドウへドラッグ&ドロップします。そしてツールバーの[Start]ボタンをクリックすると、対象のファイルと同じディレクトリに.sf2ファイルが作成されます。