Download SyncToy 2.1 from Official Microsoft Download Center
インストールには.NET 2.0が必要です。これがインストールされていないと「This setup requires the .NET Framework version 2.0.50727. Please install the .NET Framework and run this setup again.」として、SyncToyをインストールできません。Windows 8以降、これはコントロールパネルの[Windows の機能の有効化または無効化]で[.NET Framework 3.5 (.NET 2.0 および 3.0 を含む)]を有効化することでインストールできます。Windows 8、Windows 8.1、および Windows 10 への .NET Framework 3.5 のインストール | Microsoft Learn
SyncToyをインストールするときに、
もインストールされます。Google対抗なのか?! Microsoft Sync Frameworkの正体(1/2) - @IT 一色政彦 (2007/11/20)
まず[Create New Folder Pair]で、同期の対象となる2つのフォルダを指定します。同期方法を[Synchronize]としない場合は左側のフォルダが基準となるため、同期方法によっては左右の指定に注意します。
対象とされたフォルダにはそれぞれ、SyncToy_***.datの名前のファイルが作成されます。フォルダ ペアを削除すると、これらのファイルも削除されます。Synctoy .dat files
指定したフォルダは変更できないため、その必要があるときにはフォルダ ペアを削除した上で、再度ペアを作成します。
方法 | 方向 | 動作 |
---|---|---|
Synchronize | 双方向 | リネームと削除を、双方のフォルダで行う |
Echo | 左から右 | リネームと削除を、左から右のフォルダに対して行う |
Contribute | リネームを、左から右のフォルダに対して行う。削除はしない |
フォルダ ペアの表示下部にある[Change options]から、同期の方法を設定できます。
[Preview]ボタンをクリックすると、どのように同期が処理されるか事前に確認できます。不要な処理は、そこで個別に解除できます。内容を確認し問題がなければ[Run]を、さもなくば[Close]でメインウィンドウへ戻ります。
同期に失敗した場合には、結果ウィンドウの左上のリンクからその詳細を確認できます。またはメインウィンドウのメニューの【File → View log】からも、ログを確認できます。このログファイルの実体は、%LOCALAPPDATA%\Microsoft\SyncToy\2.0\SyncToyLog.logにあります。
ログに記録する内容は、インストールフォルダ (%PROGRAMFILES%\SyncToy 2.1) にあるSyncToy.configの
<?xml version="1.0" encoding="utf-8" ?> <configuration> <system.diagnostics> <switches> <add name="SyncToyTraceLevel" value="Info" /> </switches> </system.diagnostics> </configuration>
"Info"を"Verbose"に変更することで、より詳細に取得できます。
原因を特定できなくてもログでエラーとなったファイルを確認できるため、問題のファイルをエクスプローラなどで手動でコピーすることで同期できます。そのときはログで対象のファイルを右クリックし、[Open Source File Location]と[Open Target File Location]でそれらのファイルの場所をエクスプローラで開けます。
同期に失敗し、ログに「Error: Unknown error. プロセスはファイルにアクセスできません。別のプロセスが使用中です。 (HRESULT からの例外: 0x80070020)」と記録されることがあります。これはセキュリティソフトが原因となることがあるようです。HRESULT: 0x80070020 The process cannot be completed because the file is in use by another process
一方で「Error: Cannot read from the source file ***. プロセスはファイルにアクセスできません。別のプロセスが使用中です。 (HRESULT からの例外: 0x80070020) Copying ***」のように記録されるときは、原因は文字通りであり、エラーとなったファイルを閉じます。
「Error: Cannot read from the source file *** アクセスが拒否されました。 (HRESULT からの例外: 0x80070005 (E_ACCESSDENIED))」
ファイルのアクセス権の問題であり、その用途によって対策を講じます。
またはセキュリティソフトによって、アクセスが阻害されている場合もあります。
「Error: The source file has been modified during the synchronization process. Item changed unexpectedly during synchronization.」
エラーとなったファイルを手動でコピーします。
「Error: Cannot write to the destination file. ネットワーク パスが見つかりません。 (HRESULT からの例外: 0x80070035)」
ネットワーク経由で接続しているならば、一方または双方の接続が切断されている可能性があります。またはファイアウォールが原因の場合があるため、一時的にそれを無効化してみます。
「Error: Unknown error. 指定されたネットワーク名は利用できません。 (HRESULT からの例外: 0x80070040)」
「Error: Unknown error. 予期しないネットワーク エラーが発生しました。 (HRESULT からの例外: 0x8007003B)」