Microsoft IME

Microsoft Office IMEとの相違

Microsoft IMEとはWindowsに付属するIMEで、Officeに付属するそれとは下表のような違いがあります。

  (Vistaの) Microsoft IME
Microsoft Office IME 2007
サポート文字集合の拡張
変換文字制限
2つの編集モデルの統合
変換エンジン IME2003と同じ Trigram
変換手法 Class Bigram Word Trigram
Outlook辞書 x
SharePoint辞書 x
追加辞書の候補を候補一覧から呼び出す機能 x
予測入力 x
辞書更新サービス 郵便番号辞書
最新語辞書 ×
Microsoft IME – WindowsとOffice、バージョンによる違いと使い分けについて - Windows Vista ヘルプ

機能の差は、設定項目の数からも確認できます。

Microsoft IME Microsoft Office IME 2007

いずれのIMEを使用するかは言語バーから変更でき、これらは次のようにアイコンが異なります。

IMEのアイコンをクリックしても一覧が表示されない場合は、一度テキストエディタなど文字入力が可能なウィンドウにフォーカスを合わせると良いようです。

バージョン

名称 製品バージョン 付属元
   
Microsoft IME 10.0 Windows Vista
10.1 Windows 7
Office IME 2007 12.0 Office 2007
Office IME 2010 14.0 Office 2010
Microsoft IME 2012 15.0 Windows 8、8.1
Microsoft IME   Windows 10、11
バージョン - Microsoft IME - Wikipedia

Microsoft IME ユーザー辞書ツール (Microsoft IME Dictionary Tool)

既定では明示的に登録した単語だけが表示されるため、すべての単語を表示するにはメニューの【ツール → フィルター】を開き[登録種別]の[学習単語]をチェックします。

辞書データの場所はツールバー下部で確認でき、既定で%APPDATA%\Microsoft\IME\15.0\IMEJP\UserDict\imjp15cu.dicです。

データのエクスポートとインポート

登録単語と学習単語は、メニューの【ツール → 一覧の出力】でエクスポート、【ツール → テキスト ファイルからの登録】でインポートできます。

入力履歴のデータは%LOCALAPPDATA%\Microsoft\IME\15.0\IMEJP\Cache\imjp15cache.datにあるようですが、これをコピーして反映させる方法は不明です。

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