Thunderbird — メールをもっと簡単に。 — Mozilla
更新履歴はMozilla Thunderbird Release NotesおよびHistory of Mozilla Thunderbird - Wikipediaにあります。
起動時に表示される「Thunderbirdへようこそ」の表示は、メニューの【ツール → オプション】の[一般]パネルにある[起動時にメッセージペインにスタートページを表示する]から、変更や無効化できます。Thunderbird のスタートページのカスタマイズ | Thunderbird ヘルプ
メニューの【ツール → 設定とデータのインポート】からインポートできます。
メニューの 【ツール → アカウント設定】から設定できます。メールアカウントを追加するには、そのウィンドウの[アカウント操作]から[メールアカウントを追加]を選択します。
既定ではアカウントを追加した順で表示されます。これを変更するには[アカウント設定]でアカウント名をドラッグして入れ替えるか、設定エディタで[mail.accountmanager.accounts]の値「account1,account2,account3,…」の順を入れ替えます。
既定のアカウントだけは例外で、この設定に無関係に先頭に表示されます。よって特定のアカウントを先頭に表示したいだけならば、それを既定のアカウントとします。
メールの作成時に差出人のドロップダウンで[差出人アドレスをカスタマイズ]を選択すると、アカウントを作成することなく差出人を設定できます。
メニューの【ツール → メッセージフィルター】から設定できます。フィルタ機能でメッセージを管理する | Thunderbird ヘルプ
差出人をフィルターの条件に指定できますが、この情報は偽装できるため、適切に分類される保証はありません。
フィルターの情報は%APPDATA%\Thunderbird\Profiles\***\Mail\ServerName\msgFilterRules.datに保存されるため、これを書き換えることでも編集できます。How can I copy message filters to another account in Thunderbird? - Super User
メッセージを目立たせるための目印で、手動もしくはフィルターの[メッセージにスターを付ける]から設定できます。
迷惑メールのフィルターは、適用範囲によって次のように設定できます。
設定エディタで[network.protocol-handler.external-default]をfalseにすることで、リンクの処理が外部のアプリケーションに渡されなくなります。 Network.protocol-handler.external-default - MozillaZine Knowledge Base メッセージ中のハイパーリンクが機能しない | Thunderbird ヘルプ
スレッドにより、会話ごとにツリー状の構造でメッセージをグループ化できます。
メールを選択した状態でWを押すか、コンテキストメニューの[注目スレッドに設定]から、スレッドを注目スレッドに設定できます。これに設定すると、スレッドの列に「目」のアイコンが表示されます。
スレッドでの表示が不適なら、フォルダ単位でスレッドを無効化できます。それには対象のスレッドを表示した状態で、メニューの【表示 → 並べ替え順序】で[非スレッド]を選択します。フォルダーでスレッド化を無効にする - Thunderbird のメッセージスレッドで会話ごとにメッセージをグループ化する | Thunderbird ヘルプ
HTML形式で作成するには、[HTML 形式でメッセージを編集する]が有効となっているアカウントがアクティブな状態で、メッセージを新規作成します。
編集時 | メニューの【ツール → アカウント設定】の各アカウントの[編集とアドレス入力]にある、[HTML 形式でメッセージを編集する]のチェックを外す。 |
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送信時 | メニューの【ツール → オプション】の[編集]パネルの[一般]タブの下部にある[送信テキスト形式]をクリックし、[可能な限りプレーンテキストでメッセージを送信する]をチェックします。 |
受信時 | メニューの【表示 → メッセージの表示形式】を[プレーンテキスト]とする。
メールの内容によっては、何も表示されなくなることがあります。 |
引用文として強調表示させるには、その文章をコピーしてからコンテキストメニューの[引用文として貼り付け (Paste as quotation)]で本文内に貼り付けます。この結果を模倣して行頭に「>」を記述しても、その前に自動で空白文字 (U+0020) が挿入され、引用文とは認識されません。
テキスト形式のメッセージのフォントは、オプションの[表示]パネルの[書式]タブにある[詳細設定]から設定できます。
フォントの指定が適用されないときには、フォントの[詳細設定]の[対象言語]を、[他の表記体系]などに変更してみます。
HTML形式のメッセージは、オプションの[編集]パネルの[一般]タブにある、[フォント]から設定できます。
既定ではメールを送信すると、その送信先のアドレスが自動で連絡先に追加されます。これを無効にするにはオプションの[編集]パネルの[アドレス入力]タブにある[メール送信時に受信者を次のアドレス帳に自動で追加する]のチェックを外します。
カレンダーを閉じた場合は、メニューの【予定とToDo → カレンダー】から再表示できます。
カレンダーの既定の設定などは、オプションの[カレンダー]パネルで変更できます。
カレンダーのソースが%APPDATA%\Thunderbird\Profiles\***\extensions\{e2fda1a4-762b-4020-b5ad-a41df1933103}\chrome.jarにあるため、詳細はこれの拡張子をzipにし展開することで確認できます。
カテゴリーは、オプションの[カレンダー]パネルの[カテゴリー]タブで編集できます。カテゴリーの色の指定は、カレンダー上の件名の右端で確認できます。
再通知 (Snooze for)
プロファイルフォルダ (%APPDATA%\Thunderbird\Profiles\***) にchromeフォルダを作成し、そこにuserChrome.cssの名前でファイルを作成することでThunderbirdの外観を変更できます。
たとえば全体のフォントサイズを変更するには、次のようにします。
* { font-size: 10pt; }Pane and menu fonts - MozillaZine Knowledge Base
calendar-day-label[relation="today"], /* Lightningのカレンダーのヘッダ部 (今日が含まれるときのみ) */ .calendar-month-day-box-date-label[relation="today"] /* Lightningのカレンダーの日付 (今日が含まれるときのみ) */ { color: red !important; }Marking of today • mozillaZine Forums
Add-ons for Thunderbirdから入手できます。
タスクバーのアプリケーションのアイコンを、最小化時に通知領域に隠せます。
MinimizeToTray revived :: Thunderbird 向けアドオン
設定の[メイン]ページにある[ダブルクリックで再表示]のチェックを外すと、クリックで再表示されるようになります。
設定の[Thunderbird]ページにある[ウィンドウを監視 (Watch windows)]は、最小化を発動する条件です。これの[メッセンジャーウィンドウに使用 (Use for Messenger windows)]のチェックを外すとメインウィンドウは最小化されなくなり、一方で[作成ウィンドウに使用 (Use for Write windows)]をチェックするとメッセージの作成ウィンドウなども通知領域に格納されるようになります。
MinimizeToTray revivedはThunderbird 60以降には対応しないため、当座の代替となります。MinimizeToTray revived not working with Thunderbird 60 · Issue #188 · nmaier/mintrayr · GitHub
MinimizeToTray Reanimated :: Thunderbird 向けアドオン
ThunderbirdのUIのフォントや色を変更できます。しかしアドオンを使わなくとも、それらの設定はuserChrome.cssでも変更できます。
Theme Font & Size Changer for TB :: Thunderbird 向けアドオン
設定はツールバーの[Theme Font & Size Changer]ボタン、もしくはメニューの【ツール → Theme Font & Size Changer】から開けるダイアログで行えます。
再通知 (Snooze for) で表示される、時間の候補を変更できます。
More Snooze - More Snooze :: Thunderbird向けアドオン
システムがダークモードに設定されると、既定で暗い配色のテーマが適用されます。これを変更するには、適用するテーマを明示します。
オプションの[詳細]パネルの[一般]タブの[高度な設定]にある、[設定エディター]ボタンから開けます。設定エディタ | Thunderbird ヘルプ
機能 | キー |
---|---|
次の未読メッセージへ移動 (Go to Next Unread Message) | N |
前の未読メッセージへ移動 (Go to Previous Unread Message) | P |
メッセージを既読/未読にする Mark Message as Read/Unread | M |
すべてのメッセージを検索 (すべてのアカウントから全文検索) | Ctrl + K |
クイックフィルター (現在のフォルダービューからメッセージを絞り込み) | Ctrl + Shift + K |
現在のメッセージ内を検索 | Ctrl + F |
メッセージは既定で%APPDATA%\Thunderbird\Profiles\***\Mail\ServerName以下に保存されます。これはアカウント設定の各アカウントの[サーバー設定]の、[メッセージの保存]にある[メッセージの保存先]から変更できます。
メッセージを特別なフォルダで保管する機能で、メッセージを開いた状態でヘッダー表示部の[アーカイブ]ボタンをクリックするか、メニューの【メッセージ → アーカイブ】から移動できます。ボタンが表示されずメニューがグレーアウトしている場合には、アカウント設定の[送信控えと特別なフォルダー]の[メッセージの保管]にある[アーカイブの保存先]をチェックします。
アーカイブの保存先は各アカウント設定の[送信控えと特別なフォルダー]の[メッセージの保管]で指定でき、初回のアーカイブ実行時にそのフォルダ以下にArchives.sbdのフォルダが作成されます。
この機能が不要ならばアカウント設定の[アーカイブの保存先]のチェックを外し再起動することで、[アーカイブ]フォルダごと削除できます。
メッセージを削除しても削除対象としてマークされるだけで、実際には削除されません。最適化は、削除マークが付けられていないメッセージだけでファイルを再生成することで、実際に削除を実行する処理です。
最適化の方法 | 適用方法 |
---|---|
すべてのフォルダを、自動的に最適化 | オプションの[詳細]パネルの[ネットワークとディスク領域]タブの[ディスク領域を合計 ** MB 以上節約できるときはフォルダーを最適化する]をチェックしておく |
指定のフォルダを、手動で最適化 | 対象のフォルダを選択し、メニューの【ファイル → フォルダーを最適化】を実行 |
対象のフォルダを右クリックし、[最適化]を実行 |
メッセージは、.eml形式で個別のファイルとして保存できます。それにはメッセージを選択した状態でメニューの【ファイル → 名前を付けて保存 → ファイル】から保存するか、メッセージをエクスプローラなどへドラッグ&ドロップします。エクスポートしたファイルをインポートするには、エクスプローラなどからThunderbirdのメッセージリストまたはフォルダーペインへドラッグ&ドロップします。
カレンダーは作成されているカレンダーごとに、メニューの【予定とToDo → カレンダーをエクスポート...】から.icsまたは.htmlファイルとして保存できます。
プロファイル フォルダをまるごとコピーし、移行先でそれを読み込みます。Thunderbird のデータを新しいコンピューターに移動する | Thunderbird ヘルプ