CrystalDiskMark

ドライブの転送速度を測定できます。

導入

バージョン間の差異は、開発履歴で確認できます。

使用方法

  • テスト回数 … テストを繰り返す回数。増加させると測定精度が向上するが、測定時間が増加する。既定は5回
  • テストサイズ … 書き込むデータのサイズ。低速なドライブではサイズを小さくすると測定時間を短縮できる。既定は1GiB
  • テストドライブ … テスト対象のドライブ
  • テストデータ (テストの種類) … ベンチマークに使用するデータパターン
メインウィンドウ – Crystal Dew World

テストデータ

バージョンによって既定値が異なります。これが異なると測定結果を比較できなくなるため、必要に応じてメニューの【設定 → 設定】から使用するパターンを変更します。

テスト ブロックサイズ キュー数 スレッド数
Seq Q32T1 128KiB 32 1
4K Q32T1 4KiB 32 1
Seq 1MiB 1 1
4K 4KiB 1 1
メインウィンドウ – Crystal Dew World
  • 4K (QD=32) のQDはQueue Depthの意味で、4KiBのデータを32個のキューで同時にリクエストしたときの処理速度を計測しています。
  • Random 4K (QD=32) は、NCQ対応ディスクを対象としたテストです。FAQ - Crystal Dew World [ja]

メニューの【設定 → NVMe SSD 】を選択すると、NVMe SSD向けのテストデータに変更されます。

項目  
ブロックサイズ
  • 1度に扱うデータの大きさ。たとえば4Kならば、4KiB単位
  • シーケンシャル アクセスの評価には大きいサイズ、ランダム アクセスには小さいサイズを用いる
キュー数 (Q)
スレッド数 (T)
  • 同時に実行する処理の数。たとえばT16ならば、最大16の処理を平行して処理する
  • マルチコアにおける多重アクセスを模擬できる

トラブル対処法

計測できない

ドライブに問題があると、計測が開始されずアプリケーションがハングアップすることがあります。そのときはエクスプローラーなどからアクセス可能か確認し、イベント ビューアーでドライブでエラーが発生していないか確認します。

アプリケーションを終了できない

ベンチマークは終了しているはずなのに、「あらかじめベンチマークを終了してください。」としてアプリケーションを終了できないことがあります。この場合はタスクマネージャーからCrystalDiskMarkのプロセスを終了させます。そのときはベンチマークを測定したドライブに計測用のファイルが残ったままとなることがあるため、「CrystalDiskMark…」の名前のフォルダを削除します。

背景が表示されない

セキュリティ上の制約により、外部リソースの読み込みに失敗しているのが原因です。これは次のいずれかの方法で解決できます。CrystalDiskMark で正常に UI が表示されない場合の対処方法 - ダウンロード – Crystal Dew World

  • インストール フォルダのCdmResource\dialog\にある.htmlファイルのプロパティを開き、[セキュリティ]の[許可する]にチェックを入れる。
  • Ver.6以降ならば、同梱のFixUI.batを実行する。
  • 展開前のzipファイルのプロパティを開き、[セキュリティ]の[許可する]にチェックを入れてから展開し直す。
複数のダウンロードサイトから、まとめて検索