VirtualBoxマネージャーのメニューの【仮想マシン → 設定】から、選択されている仮想マシンの設定を確認、変更できます。
たいていの設定は、ゲストOSの状態が[電源オフ]となっていないと変更できません。
VirtualBox管理下のすべての仮想マシンの設定は、既定で%HOMEPATH%\.VirtualBox\VirtualBox.xmlにあります。本来このファイルを直接編集すべきではありませんが、VirtualBox上では問題を解決できない場合、このファイルの修正によって解決できることがあります。
機能 | 目的 |
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I/O APICを有効化 | I/O Advanced Programmable Interrupt Controller。複数のプロセッサーを割り当てるには必須 |
PAE/NXを有効化 | |
128MB以上を割り当てるには、ディスプレイ数を増加させます。割り当て後、ディスプレイ数は元の数に戻せます。
VMSVGAではゲストOSの画面が自動でリサイズされないときには、VBoxVGAなどに変更してみます。
2Dビデオアクセラレーションは、ゲストのWindowsに対してのみ有効です。
ゲストOSのスクリーンを、WebM形式の動画で保存できます。これはメニューの【表示 → ビデオキャプチャー】から記録を開始できます。そしてそれは、設定の[ディスプレイ]の[ビデオキャプチャー]のファイルパスで指定されている場所に保存されます。
モード | |
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未割り当て (Not attached) |
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NAT | NATで接続。IPアドレスはVMによって割り当て [既定] |
NATネットワーク (NAT Network) |
上記のNATと同様だが、仮想マシン間でも接続可能 |
ブリッジアダプター (Bridged networking) |
物理的なネットワーク アダプタを介して通信。IPアドレスは外部のDHCPで割り当て 6.5. Bridged networking - Chapter 6. Virtual networking |
内部ネットワーク (Internal networking) |
ブリッジアダプタと同様だが、接続できるのが仮想マシン間に限定される 6.6. Internal networking - Chapter 6. Virtual networking |
ホストオンリーアダプター (Host-only networking) |
ブリッジアダプタと同様だが、接続できるのが仮想マシン間とホスト間に限定される6.7. Host-only networking - Chapter 6. Virtual networking |
汎用ドライバー (Generic networking) |
ホストOSのlocalhostへは10.0.2.2、またはホスト側に割り当てられたIPアドレスからアクセスできます。Addressing localhost from a virtualbox virtual machine - Stack Overflow
このときホスト側では、localhost以外のホスト名でアクセスされることを意識する必要があります。
USBデバイスが正しく認識されないときには、仮想マシンの設定の[USB]にあるUSBコントローラーの設定を確認します。
「USBデバイスをアタッチできません」、「USB デバイス"xx"の仮想マシン"yy"への割り当てに失敗しました。」として失敗することがあります。
Failed to create a proxy device for the USB device. (Error: VERR_PDM_NO_USB_PORTS). 終了コード : E_FAIL (0x80004005) コンポーネント: ConsoleWrap
USB 3.0で接続しているならば、USB 2.0のポートへ接続します。または機能拡張パッケージを導入したうえで、仮想マシンの設定の[USB]でUSBコントローラーを[USB 3.0 (xHCI) コントローラー]に切り替えます。#15050 (Can not connect USB Stick to VM) – Oracle VM VirtualBox
USB device 'xx' with UUID {**} is busy with a previous request. Please try again later. 終了コード : E_INVALIDARG (0x80070057) コンポーネント: HostUSBDevice
以前に接続していた元のポートへ、接続し直します。またはホストOSを再起動します。
VirtualBoxのメニューの【デバイス → 共有フォルダー設定】から、共有フォルダの設定をできます。ここで指定する共有フォルダは、ホスト側でも共有を有効にしておかなければなりません。
ここでの設定を再起動後も維持するならば、設定時に[永続化する]をチェックします。
ホストとゲスト間でのファイルのやりとりが目的ならば、ホストとゲスト間でのドラッグ&ドロップを有効化することでも代替できます。
共有フォルダやドラッグ&ドロップが期待通りに機能しない場合には、USBメモリなどのUSBデバイスを介してファイルをコピーする方法もあります。その場合はメニューの【デバイス → USB デバイス】から、[Generic Mass Storage Device]を選択します。