メニューの【実行 → ファイル名を指定して実行】から、任意のファイルを実行できます。また、これをショートカットに登録することもできます。
実行するファイルを指定したら、[登録]ボタンから設定を保存します。
次に、設定の名前とショートカットを指定します。
メニューの【設定 → ショートカット管理】の[Run Commands]から、登録内容の編集と削除を行えます。なおダイアログから編集できるのは登録名とショートカットのみで、実行するファイルを変更するには一度削除してから再登録する必要があります。しかし後述の定義ファイルを直接編集すれば、内容を変更することも可能です。
コマンドの定義は、Notepad++のインストールフォルダのshortcuts.xmlに保存されます。よってこのファイルを開くことで、その内容を任意に変更できます。
コマンドの定義が保存されるshortcuts.xmlは、Notepad++終了時にそのときの設定値で上書き保存されます。よってこのファイルをNotepad++で編集しても上書きされてしまうため、Notepad++を閉じた状態で他のエディタで編集します。
<UserDefinedCommands> <Command name="Launch in Firefox" Ctrl="yes" Alt="yes" Shift="yes" Key="88">firefox "$(FULL_CURRENT_PATH)"</Command> <Command name="Launch in IE" Ctrl="yes" Alt="yes" Shift="yes" Key="73">iexplore "$(FULL_CURRENT_PATH)"</Command> ... </UserDefinedCommands>
これはNotepad++から外部ファイルを実行するときの引数であり、Notepad++を起動するときの引数とは異なります。
分類 | 引数 | 説明 |
---|---|---|
ファイル | FULL_CURRENT_PATH | 現在のドキュメントの完全修飾パス |
CURRENT_DIRECTORY | 現在のドキュメントがあるディレクトリ | |
FILE_NAME | ドキュメントのファイル名 (ディレクトリを除く) | |
NAME_PART | ファイル名 (拡張子を除く) | |
EXT_PART | ドキュメントの拡張子 | |
ドキュメント | CURRENT_WORD | The currently selected text in the document. |
CURRENT_LINE | The current line number that is selected in the document (0 based index, the first line is 0). | |
CURRENT_COLUMN | The current column the cursor resides in (0 based index, the first position on the line is 0). | |
アプリケーション | NPP_DIRECTORY | The directory that contains the notepad++.exe executable that is currently running. |
これらの引数は実行時には$(...)
の形式で記述し、たとえばバッチファイルsample.batに選択されているテキストを渡すには、
C:/sample.bat $(CURRENT_WORD)
のようにします。また編集中のドキュメントをメモ帳で開くには、
C:/Windows/System32/notepad.exe $(FULL_CURRENT_PATH)
とします。