アドオンを配布するには、XPI (XPInstall) ファイルにまとめる必要があります。それをXPIパッケージングと呼びます。
すべてのファイルをZIPで圧縮して、拡張子を.xpiに変更するだけです。具体的なパッケージングの方法は、既存アドオンのそれを見るのが最も参考になります。
ZIP圧縮して、拡張子を.jarに変更します。このときChromeフォルダ以下のファイルを圧縮したときには、Chrome ManifestのChrome URIの変更が必要となります。
なお、このJARパッケージングはファイルをまとめることによるキャッシュなどの最適化を目的としたものであり、必須ではありません。
アドオンの登録は、ステップ 1 :: 開発者センター :: Add-ons for Firefoxから行えます。
まず規約を確認します。
次にアドオンをアップロードします。このとき、エラーなどがないか検証されます。またアドオンが対応するプラットフォームを確認します。
アドオンの説明を記入します。Install Manifestで説明を記述している場合には、その内容が先に表示されます。ここでは既定の言語 (英語) で記入し、ローカライズは登録後に行います。またアドオンが属するカテゴリの選択も行います。どのカテゴリを選択すべきかは、類似のアドオンを検索し参考にすると良いでしょう。
アドオンのアイコンを選択します。アイコンには
の2種類が必要です。また、アドオンのスクリーンショットをアップロードします。ここでスクリーンショットの説明を記入できない場合でも、後でアドオンの管理ページから行えます。
アドオンのライセンスを選択します。
レビューの方法を選択します。
登録はこれで完了です。
アドオンの登録時には1つの言語でしか説明を記述できないため、複数の言語に対応させるには登録後に改めて情報を編集する必要があります。
それには自分の登録アイテムを管理 :: Add-ons for Firefoxのページで、対象アドオンの[詳細ページを編集]を開きます。そして[翻訳言語]で言語を指定し、[編集]をクリックして訳語を記入します。
アドオンのライセンスは、以下のいずれかから選択できます。
既存のアドオンがどのライセンスを採用しているかは、Add-ons for Firefoxの各アドオンの紹介ページで確認できます。
Mozilla Public License, version 2.0
アドオンは公開される前に、AMO Editorsによって審査されます。その審査には2種類あり、審査項目やそれにかかる期間が異なります。
実際に審査を受けるには、申請後にその順番を待つことになりますが、その順番待ちには審査の方法によって
の3つがあります。
アドオン登録後の審査状況は、自分の登録アイテムを管理 :: 開発者センター :: Add-ons for Firefoxで確認できます。
ユーザーの側はレビューの状況を、アドオンのインストール ボタンで判別できます。
Preliminary Review 完了後 | Full Review 完了後 |
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Preliminary Reviewの通過から10日が経過したアドオンは、Full Reviewで申請することができます。それにはそのアドオンの[ステータスとバージョン管理]ページを開き、そこにある[本審査を申請 (Request Full Review)]をクリックします。
地域ごとのアドオンの説明は、アドオンの管理ページで対象のアドオンを選択し、[詳細ページを編集 (Edit Listing)]で地域を選択してから入力します。
アドオンの管理ページで対象のアドオンのページを開き、[新バージョンをアップロード]から更新したファイルをアップロードすることで、アドオンを更新できます。このとき公開時と同様に審査を受けることになり、Preliminary Review (事前審査) を受けているアドオンならばそれを、さもなくばFull Review (本審査) となります。
なお審査待ちのアドオンを更新すると審査の順番が最後にまわされるため、審査は十分な検証を済ませてからにすべきです。