ビルド オプション

インクルードパスの設定

ファイルのインクルード時に検索対象とするディレクトリを設定します。

メニューの【Project → Build Options → Project】でプロジェクトのビルドオプションを表示し、Directoriesタブを選択します。そしてShow directories forで[Include Search Path]を選択します。次にNewボタンをクリックすることで、新規のパスを追加できます。

この設定は内部的には、プロジェクトの.mcpファイルの[PATH_INFO]にあるdir_incの項目に書き込まれます。

[PATH_INFO]
BuildDirPolicy=BuildDirIsProjectDir
dir_src=
dir_bin=
dir_tmp=
dir_sin=
dir_inc=C:\include
dir_lib=
dir_lkr=

なおこのディレクトリ設定では、以下の設定も行えます。

  • Output Directory
  • Intermediary Directory
  • Assembler Include Search Path
  • Include Search Path
  • Library Search Path

コンパイラの最適化レベルの設定


※これはMPLAB C30の場合です。

最適化レベル0

最適化を行いません。

最適化レベル1

次の3つのコンパイラ オプションが設定されます。

オプション 定義
-fthread-jumps 比較による分岐が連続するときに、条件に応じて分岐先を再設定します。
-fdefer-pop 関数が戻った後、引数を関数コール用のスタックに蓄積します。
-fomit-frame-pointer フレームポインタが不要な関数のレジスタ内の、フレームポインタを保持しません。

最適化レベル2、3

これらのレベルは、MPLAB C Compiler Standard-Eval Versionでは一定期間後に指定できなくなります。

コンパイル時のメモリ使用量の表示の無効化

MPLAB IDEのバージョンによっては、コンパイル時にメモリ使用量が表示されます。この表示は情報量が多く、他の出力を読み取るのに妨げとなるため、これが表示されないようにします。


メモリ使用量の表示

メニューの【Project → Build Options → Project】から、プロジェクトの設定ダイアログを表示します。次に[MPLAB LINK30]タブのCategoriesからDiagnosticsを選択し、Display memory usageのチェックを外します。