Simulink

ブロック図

Commonly Used Blocks (使用頻度の高いブロック)

この項目は、他のブロックからの抜粋です。
Bus Creator バス信号を作成
Bus Selector 入力バスから選択された信号を出力
Constant 定数値の発生
Data Type Conversion 信号を指定されたデータタイプに変換
Demux ベクトル信号を複数の出力信号に分解
Discrete-Time Integrator 信号の離散時間積分
Gain 入力を指定値で乗算
Ground 未接続の入力端子を設置
In1 サブシステムまたはモデルに入力端子を付加
Integrator 信号を積分
Logical Operator 入力に指定した論理演算を実行
Mux 複数入力ラインから1つのベクトルラインを生成
Out1 サブシステムまたはモデルに出力端子を付加
Product 入力の積または商を計算
Relational Operator 指定した比較演算を入力に適用
Saturation 信号の範囲を制限
Scope シミュレーション中に生成される信号を表示
Subsystem In1,Out1ブロックを含むサブシステム
Sum 入力の総和を計算
Switch 2つの入力を切り替え
Terminator 連結されていない出力端子を終結
Unit Delay 1サンプル周期だけ信号を遅延

Continuous (連続システムに関するブロック)

Derivative 入力の時間微係数の出力
Integrator 信号を積分
State-Space 線形状態空間システムを実現
Transfer Fcn 線形伝達関数を実現
Transport Delay 設定した時間だけ入力を遅延
Variable Time Delay, 可変時間で入力を遅延
Variable Transport Delay  
Zero-Pole 極と零点の項で設定された伝達関数を実現

Discontinuities (不連続関数を出力するブロック)

Backlash 遊びのあるシステム挙動のモデル化
Coulomb & Viscous Friction 零点で不連続、その他では線形ゲインを伴う型のモデル化
Dead Zone ゼロ出力の領域(デッドゾーン)を生成
Dead Zone Dynamic 境界内の入力をゼロに設定
Hit Crossing クロッシングポイントの検出
Quantizer 指定間隔で入力を離散化
Rate Limiter 信号の変化率を制限
Rate Limiter Dynamic 信号の上昇率および下降率を制限
Relay 2定数間での出力切り替え
Saturation 信号の範囲を制限
Saturation Dynamic 入力の範囲を限定
Wap To Zero 入力が閾値よりも上の場合、出力をゼロに設定

Discrete (離散システムに関するブロック)

Difference 1タイムステップでの信号の変化を計算
Discrete Derivative 離散時間微分係数を計算
Discrete Filter IIRフィルタとFIRフィルタの実現
Discrete State-Space 離散状態空間システムの実現
Discrete Transfer Fcn 離散伝達関数の実現
Discrete Zero-Pole 極と零点の項で設定された離散伝達関数を実現
Discrete-Time Integrator 信号の離散時間積分
First-Order Hold 1次サンプリング&ホールドの実現
Integer Delay 信号をNサンプル周期遅延
Memory 1時間ステップ前の入力を出力に適用
Tapped Delay スカラ信号の複数のサンプル時間を遅延し、遅延したすべてのバージョンを返す
Transfer Fcn First Order 離散時間一次伝達関数を実現
Transfer Fcn Lead or Lag 離散時間リード補償器またはラグ補償器を実現
Transfer Fcn Real Zero 実数のゼロをもち、極をもたない離散時間伝達関数を実現
Unit Delay 1サンプル周期だけ信号を遅延
Weighted Moving Average 加重移動平均を実現
Zero-Order Hold 1サンプル周期のゼロ次ホールドを実現

Logic and Bit Operations (論理演算とビット演算に関するブロック)

Bit Clear 指定されたビットをゼロに設定
Bit Set 指定されたビットを1に設定
Bitwise Operator 指定されたビットワイズ演算
Combinatorial Logic 真理値表を実現
Compare to Constant 指定した定数と信号を比較する方法
Compare to Zero 信号をゼロと比較する方法
Detect Change 信号の値の変化を検出
Detect Decrease 信号の値の減少を検出
Detect Fall Negative 信号の値が負の値に減少し、前の値が負ではないときに立ち上がりエッジを検出
Detect Fall Nonpositive 信号の値が非正の値に減少し、前の値が正であったときに立下りエッジを検出
Detect Increase 信号の値の増加を検出
Detect Rise Nonnegative 入力がゼロ以上であり、前の値がゼロ未満であったかどうか検出
Detect Rise Positive 信号の値が正の値に増加し、前の値が非正であったときに、立ち上がりエッジを検出
Extract Bits 入力信号から選択された連続ビットを出力
Interval Test 指定した区間内に信号が存在するかどうか検出
Interval Test Dynamic 指定した区間内に信号が存在するかどうか検出
Logical Operator 指定した論理演算を入力に実行
Relational Operator 指定した比較演算を入力に適用
Shift Arithmetic 信号のビットや2進数小数点をシフト

Lookup Tables (ルックアップテーブルを使用するブロック)

Cosine ルックアップテーブルを用いて固定小数点でのcosine関数をを実行
Direct Lookup Table(n-D) スカラ、ベクトル、2次元行列を検索するためのN次元テーブルインデックス
Interpolation (n-D) using PreLookup 予め計算しておいたインデックスと距離の割合を使ってn- 次元(n-D)のルックアップテーブル補間を実行
Lookup Table 入力の区分的線形写像を実行
Lookup Table (2-D) 2入力の区分的線形写像を実行
Look up Table(n-D) 複数入力の区分的線形またはスプライン写像を実行
Lookup Table Dynamic 選択したルックアップ法と動的に指定したテーブルを用いて1次元関数を近似
PreLookup Index Search 入力値を関連した位置に配置
Sine ルックアップテーブルを用いて固定小数点でのsine関数を実行

Math Operation (一般的な数学関数をモデル化するブロック)

Abs 入力の絶対値を出力
Add 入力の加算または乗算
Algebraic Constraint 代数ループを処理し入力信号をゼロに制約
Assignment 信号の指定要素に値を割り当て
Bias 入力にバイアスをかける
Complex to Magnitude-Angle 複素入力信号の位相と大きさを出力
Complex to Real-Imag 複素入力信号の実部と虚部を出力
Divide 入力の乗算または除算
Dot Product 内積を出力
Gain 入力を指定値で乗算
Magnitude-Angle to Complex 大きさと位相の入力から複素信号を出力
Math Function 数学関数を実行
Matrix Concatenation 入力を水平または垂直に連結
MinMax 経時変化する信号の最小値と最大値を出力
MinMax Running Resettable 入力の最小値または最大値を出力
Polynomial 多項式計算
Product 入力の積または商を計算
Product of Elements 入力の要素の積または商を計算
Real-Imag to Complex 実数と虚数の入力から複素信号を出力
Reshape 入力の次元を変更
Rounding Function 丸め関数を適用
Sign 入力の符号を表示
Sine Wave Function 正弦波を生成
Slider Gain スライダを使ってスカラゲインを変化
Substract 入力の加算と減算
Sum 入力の総和を計算
Sum of Elements 入力の要素の総和を計算
Trigonometric Function 三角関数を適用
Unary Minus 入力の単項マイナスを計算
Weighted Sample Time Math 重み付きサンプル時間を伴う計算をサポート

Model Verification (モデルに自己診断性を付加するブロック)

Assertion 入力信号が非ゼロであることを主張
Check Discrete Gradient 離散信号の連続サンプル間における差の絶対値が上限未満であるか診断
Check Dynamic Gap 信号が可変ギャップの外にあるか診断
Check Dynamic Lower Bound 別の信号より常に小さいかどうか診断
Check Dynamic Range 信号が可変範囲内にあるか診断
Check Dynamic Upper Bound 別の信号より常に大きいかどうか診断
Check Input Resolution 信号が指定された解像度を持つか診断
Check Static Gap 信号が固定ギャップ内にあるか診断
Check Static Lower Bound 信号が常に固定下限より小さいか診断
Check Static Range 信号が固定範囲内にあるか診断
Check Static Upper Bound 信号が常に固定上限より大きいか診断

Model-Wide Utilities (種々の用途をもったブロック)

Block Support Table Simulink Block Data Type Support Tableが起動
DocBlock モデルのドキュメントを作成
Model Info モデルの更新情報を表示
Timed-Based Linearization 指定された時間でベースワークスペースに線形モデルを作成
Trigger-Based トリガーが実行されたときベースワークスペースに線形モデルを作成
Linearization  

Ports & Subsystems (サブシステムを作成するブロック)

Configurable Subsystem サブシステムブロックの設定を選択
Atomic Subsystem In1,Out1を含むAtomic サブシステム
CodeReuseSubsystem In1,Out1を含むサブシステム
Enable イネーブリング端子をサブシステムに付加
Enabled and Triggered Subsystem In1,Out1,Enable,Trigger ブロックを含むサブシステム
Enabled Subsystem Enableを含むサブシステム
For Iterator Subsystem In1,Out1 ,For 繰り返し器を含むサブシステム
Function-Call Generator 指定時間間隔毎に指定回数Function-Call イベントを繰り返す
Function-Call Subsystem In1,Out1,Function-Call のTrigger を含むサブシステム
If If,Else 文を実行
If Action Subsystem In1,Out1,Action Port を含むサブシステム
In1 サブシステムまたはモデルに入力端子を付加
Model モデルをブロックとして別のモデルに付加
Out1 サブシステムまたはモデルに出力端子を付加
Subsystem In1,Out1 ブロックを含むサブシステム
Subsystem Examples サブシステムの例題
Switch Case Switch,Case 文を実行
Switch Case Action Subsystem Switch Caseにより実行がトリガされるサブシステム
Trigger サブシステムにトリガ端子を付加
Triggered Subsystem In1,Out1,Trigger を含むサブシステム
While Iterator Subsystem In1,Out1 ブロック、While 繰り返し器を含むサブシステム

Signal Attributes (信号属性に関するブロック)

Data Type Conversion 信号を指定されたデータタイプに変換
Data Type Conversion Inherited 継承したデータタイプとスケーリングを使ってデータタイプを別のデータタイプに変換
Data Type Duplicate すべての入力を強制的に同じデータタイプ変換
Data Type Propagation 基準信号の情報に基づいて信号のデータタイプとスケーリングを設定
Data Type Propagation Data Type Propagation の例題
Example  
Data Type Scaling Strip スケーリングを除去して組み込み整数へマップ
IC 信号の初期値を設定
Probe 信号の属性を出力
Rate Transition マルチレートシステムにおいてデータ伝達メカニズムを指定
Signal Conversion 信号の値を変えることなく,信号を新しいタイプの信号に変換
Signal Specification 信号の属性を指定
Weighted Sample Time サンプル時間を伴う計算をサポート
Width 入力ベクトルの幅を出力

Signal Routing (信号経路を決定するブロック)

Bus Assignment バス内の信号に新しい信号の値を割り当てる
Bus Creator 信号バスを作成
Bus Selector 入力バスの信号を選択
Data Store Memory 共有データストアを定義
Data Store Read 共有データストアからデータを読み込み
Data Store Write 共有データストアにデータを書き込み
Demux バスまたはベクトル信号の要素を抽出して出力
Environment Controller シミュレーションのみ、またはコード生成にのみ適用されるブランチをブロック図に作成
From Gotoブロックから入力を受け取る
Goto 入力をFrom ブロックに渡す
Goto Tag Visibility Goto ブロックタグの範囲を定義
Index Vector 初期入力に基づいて他の入力を切り替え
Manual Switch 2つの入力を手動切り替え
Merge 複数入力ラインを1本のスカラ出力に結合
Multiport Switch 複数入力からいずれか1つを選択
Mux 複数入力ラインから1つのベクトルやバス信号を作成
Selector 入力要素を選択
Switch 2つの入力を切り替え

Sinks (出力表示ブロック)

Display 入力値を数値で表示
Floating Scope フローティングスコープ
Out1 サブシステムまたはモデルに出力端子を付加
Scope シミュレーション中に生成される信号を表示
Stop Simulation 入力が非ゼロの場合にシミュレーションを停止
Terminator 連結されていない出力端子を終結
To File ファイルへのデータの書き出し
To Workspace データをワークスペース内の変数に書き出す
XY Graph MATLABのFigureウィンドウに入力のX-Yプロットを表示

Sources (信号を生成するブロック)

Band-Limited White Noise 連続システムに白色ノイズを導入
Chirp Signal 周波数が増加する正弦波の発生
Clock シミュレーション時間を表示、設定
Constant 定数値の発生
Counter Free-Running カウントアップして指定された上限を出力した後、ゼロに戻す
Counter Limited カウントアップし、指定最大値(2×ビット-1)を出力後ゼロに戻る
Digital Clock 指定サンプル間隔でのシミュレーション時間の発生
From File ファイルからのデータ読み込み
From Workspace ワークスペースからのデータ読み込み
Ground 未接続の入力端子を設置
In1 サブシステムまたはモデルに入力端子を付加
Pulse Generator 一定間隔でのパルス波の発生
Ramp 一定割合で増加または減少する信号の発生
Random Number 正規分布乱数の発生
Repeating Sequence 任意形状の規則的な信号を生成
Repeating Sequence Interpolated 離散型時間シーケンスを出力し、データ点間の補間を繰り返す
Repeating Sequence Stair 離散型時間シーケンスの出力と繰り返し
Signal Builder 区分的に任意な線形信号を発生
Signal Generator 種々の波形を発生
Sine Wave 正弦波の生成
Step Step関数の生成
Uniform Random Number 一様分布する乱数を生成

User-Defined Finction (入出力関係をユーザー定義可能なブロック)

Embedded MATLAB Function Cコードを生成するモデルのMATLAB関数を入力に適用
Fcn 指定された式を入力に適用
Level-2 M-file S-Function Level-2 M-file S-function1を使用
MATLAB Fcn MATLAB関数または式を入力に適用
S-Function S-Function にアクセス
S-Function Builder S-Function ビルダー
S-Function Examples S-Function の例題

<Additional Discrete> (離散システムに関するブロック)

Fixed-Point State-Space 離散時間状態空間を実現
Transfer Fcn Direct Form Ⅱ 伝達関数のDirect Form Ⅱの具現化を実現
Transfer Fcn Direct Form ⅡTime Varying 伝達関数の時変Direct From Ⅱの実現を実装
Unit Delay Enabled 外部イネーブル信号がオンの場合、1サンプル時間だけ信号を遅延
Unit Delay Enabled External IC 外部イネーブル信号がオンの場合、外部初期条件を使って信号を1サンプル時間だけ遅延
Unit Delay Enabled Resettable 外部イネーブル信号がオンの場合、外部初期条件を使って信号を1サンプル時間だけ遅延
Unit Delay Enabled Resettable External IC 外部イネーブル信号がオンの場合、外部Booleanリセットと初期条件を使って信号を1サンプル時間だけ遅延
Unit Delay External IC 外部初期条件を使って、信号を1サンプル時間だけ遅延
Unit Delay Resettable 外部Booleanリセットを使って信号を1サンプル時間だけ遅延
Unit Delay Resettable External IC 外部Booleanリセットと外部初期条件を使って、信号を1サンプル時間だけ遅延
Unit Delay With Preview Enabled 外部イネーブル信号がオンの場合、外部信号Booleanリセットを使って、信号および1サンプル時間だけ遅れた信号を出力
Unit Delay With Preview Enabled Resettable 外部イネーブル信号がオンの場合、信号および1サンプル時間だけ遅れた信号を出力
Unit Delay With Preview Enabled Resettable External RV 外部イネーブル信号がオンの場合、外部信号RVリセットを使って信号および1サンプル時間だけ送れた信号を出力
Unit Delay With Preview Resettable 外部Booleanリセットを使って、信号および1サンプル期間だけ遅れた信号を出力
Unit Delay With Preview Resettable External RV 外部RVリセットを使って、信号および1サンプル時間だけ遅れた信号を出力

<Additional Math> (数学関数に関するブロック)

Decrement Real World 信号のReal World Valueを1だけ減少
Decrement Stored Integer 信号のStore Integerを1だけ減少
Decrement Time To Zero 信号のReal World Valueをサンプル時間だけ(ただしゼロまで)減少
Dicrement To Zero 信号のReal World Valueを1だけ(ただしゼロまで)減少
Increment Real World 信号のReal World値を1だけ増やす
Increment Stored Integer 信号のStored Integer値を1だけ増やす

ショートカットキー

機能 キー
モデルの新規作成 Ctrl + N
ブロックを右に90度回転 Ctrl + R
ブロックを180度回転 Ctrl + I
ズームイン R
ズームアウト V
選択範囲の場面サイズへのフィット F
モデル全体の画面サイズへのフィット Space