Windows回復環境とは、システムの問題解決時に利用できる簡易なWindowsです。
Windows回復環境をシステム パーティションに含むときには200MB以上の領域が追加で必要です。別のパーティションとするときはWindows パーティションの直後に配置することで、将来の更新で容量が不足したときにWindowsによってパーティション サイズが修正されます。System Partitions - Understanding Disk Partitions | Microsoft Learn
これを含むパーティションのGUIDと属性の既定値は、
であり、これが異なるときには次のコマンドにより修正できます。
DISKPART> set id=de94bba4-06d1-4d40-a16a-bfd50179d6ac
DISKPART> gpt attributes=0X8000000000000001Drive Partition Rules - UEFI/GPT-based hard drive partitions | Microsoft Learn
現在のシステム内のWindows回復環境の場所は、
reagentc /info
で表示される構成情報の、[Windows RE の場所 (Windows RE location)]で確認できます。REAgentC command-line options | Microsoft Learn
この場所はsetreimageオプションから変更できます。
reagentc /setreimage /path X:\Recovery\WindowsRE
そのとき「Windows RE は既に有効になっています。」となるときには、一度disableオプションで無効にしてから設定します。2 台の各ハードディスクに Windows XP と 8.1 がインストールされたデュアルブートから 1 台外して Windows 8.1 だけで起動できるようにするの続き
Windows回復環境は、Windows Updateで更新されることがあります。そのときパーティションの容量が不足すると新たなパーティションが作成され、関連するファイルがそこへ移動させられます。Windows 10 Keep creating new partition after a big update - Microsoft Community
Windows回復環境へは、それを含むパーティションにdiskpartのASSIGNコマンドでドライブ文字を割り当てることでアクセスでき、そのファイルは次のような構成です。
\---Recovery \---WindowsRE boot.sdi ReAgent.xml Winre.wim
Windows回復環境は、次の方法により起動できます。
スタートアップ修復の結果「スタートアップ修復で PC を修復できませんでした」と表示されるのは、
の2つの場合があります。その詳細はそのときに示されるログファイル (C:\Windows\System32\LogFiles\Srt\SrtTrail.txt) で確認でき、すべてのテストの結果が「正常に完了しました。エラー コード = 0x0」となっているときにはスタートアップ修復で対処できない問題のため、他の方法を講じます。
修復できないとしながらも修復されている場合もあるため、終了後には一度起動を試みてみます。Windows 10でWindows(OS)が起動しない状態からスタートアップ修復を行う方法 - NEC LAVIE公式サイト