コンテキストメニューなどには新規作成という項目があり、このメニューから登録されているアプリケーションの新しいファイルを作成できるようになっています。またそれぞれの項目は、その拡張子の名前順で表示されます。
この項目の実体はレジストリに記録されており、HKEY_CLASSES_ROOT以下の各拡張子のキーにあるShellNewというキーがそれです。たとえば[Microsoft Office Word 文書]の設定は、[HKEY_CLASSES_ROOT\.docx\Word.Document.xx\ShellNew]にあります。ただしこのキーがあるだけでは新規作成には表示されず、そこにNullFileやFileNameといった文字列値が定義されている必要があります。
ここに新しい項目を追加するには、対象とする拡張子のキーに、他と同様にShellNewというキーを作成します。
一方で項目を削除するには、ShellNewのキーを削除するか名前を変更します。[ShellNew]という名前であることが新規作成に表示される条件となっていますので、たとえば[ShellNew.bak]のような名前に変更するだけで表示されなくなります。また削除対象とする項目の拡張子は、そのファイルを作成してみることで確認できます。
送るメニューの実体はSendToフォルダにあり、このフォルダはWin+Rでshell:sendto
と実行することで開けます。項目を追加するには、このフォルダへ対象のショートカットをコピーします。一方で削減するには項目のファイルを削除するか、ファイルの属性を[隠しファイル]とします。
表示名 | ファイル名 | 内容 |
---|---|---|
圧縮 (zip 形式) フォルダー | Compressed (zipped) Folder.ZFSendToTarget | Zip |
デスクトップ (ショートカットを作成) | Desktop (create shortcut).DeskLink | desktop |
ドキュメント | ドキュメント.mydocs | (なし) |
メール受信者 | Mail Recipient.MAPIMail |