シートやセルの保護

シートの保護 (Protect Sheet)

オプション 許可するユーザーの操作
ロックされたセル範囲の選択 ロックされているセルの選択
(これを許可すると、ロックされていないセルの選択も同時に許可される)
ロックされていないセル範囲の選択 ロックされていないセルの選択
セルの書式設定 [セルの書式設定]と[条件付き書式]の変更
列の書式設定 列の幅の変更や、列の非表示
行の書式設定 行の高さの変更や、行の非表示
列の挿入 列の挿入
行の挿入 行の挿入
ハイパーリンクの挿入 ハイパーリンクの挿入
列の削除 列の削除
行の削除 行の削除
並べ替え データの並べ替えやフィルタの設定
オートフィルタの使用 オートフィルタが適用されているセルで、それを変更すること
ピボットテーブル レポートを使用する ピボットテーブル レポートの変更や作成
オブジェクトの編集
  • マップ、埋め込みグラフ、図形、テキスト ボックス、コントロールなどのグラフィック オブジェクトの変更
  • 埋め込みグラフの書式設定などの変更
  • コメントの追加と編集
シナリオの編集 非表示のシナリオの表示、シナリオの変更と削除
ワークシートを保護する - Excel

セルのロック (Lock Cell)

ロックされているセルの確認

どのセルがロックされているか一見するだけでは判別できないため、それを簡単に確認する方法を考えます。

クイック アクセス ツールバー

クイック アクセス ツールバーに[セルのロック]のコマンドを配置しておくと、特定のセルをフォーカスしたときにそのアイコンの背景色が変化することで、ロックされていることを確認できます。少数のセルだけならば簡単ですが、対象が広範になると手間です。

書式の検索

ロックの状態を条件に検索することで、ブック全体を対象に位置を特定できます。

  1. Ctrl + Fで[検索と置換]ダイアログを開く
  2. [書式]ボタンが表示されていないならば、[オプション]をクリックする
  3. [書式]をクリックし、[保護]タブを開く
  4. [ロック]をクリックし、チェックされている状態にする
    • ロックされていないセルを確認するならば、チェックされていない状態にする
  5. [次を検索]で1つずつ確認する
    • [すべて検索]の結果をすべて選択することで視覚的に確認できるが、データの入力範囲が広いと検索に時間がかかる

条件付き書式

ロックの状態を条件に書式を設定することで、視覚的に把握できます。

  1. シート全体、またはロックされているセルが含まれている範囲を選択する
  2. [条件付き書式]の[新しいルール]を選択する
  3. [数式を使用して、書式設定するセルを決定]を選択し、数式に=CELL("protect",A1)=1と入力する
    • ロックされていないセルを確認するならば、数式を=CELL("protect",A1)=0とする
    • 最初に特定の範囲だけを選択しているならば、その範囲の左上のセルの位置をA1と置き換える
  4. [書式]をクリックし、他と識別できる書式を指定する
  5. [OK]をクリックし、書式を適用する
CELL 関数 - Office サポート