数式

数式の入力方法

数式ビルダ (Equation builder)

数式の入力を開始するには、[挿入]タブにある[数式]をクリックするか、キーボードでAlt + Shift + -を押します。

Word 2007より前の形式のファイル (.doc) では、Word 2007の数式ビルダは使用できません。

Word 2007より前の形式からの変換

Word 2007より前の数式は数式エディタで作成されているため、それを読み込んでも数式エディタでしか編集できません。これをWord 2007の数式ビルダで編集するには形式を変換する必要があるのですが、そのような機能はWord 2007には用意されていません。

この問題は、LibreOffice Writerを使用することで解決できます。

  1. Writerで、Word 2007より前の形式である.docファイルを読み込みます。
  2. Writerのメニューから【ファイル → 名前を付けて保存】をクリックし、ファイルの種類を[Microsoft Word 2007 XML (.docx)]として保存します。
  3. Wordで、保存した.docxファイルを開きます。

この工程を経ることで数式の形式が変換され、以降は数式ビルダで編集できるようになります。

キーボードからの入力 (数式オートコレクト)

数式オートコレクト (一部)
記号 イメージ 入力コード
分数 /
上付き文字 ^
下付き文字 _

数式エディタ (Equation editor)

Word 2007においては既定では数式エディタは使用されず、文書上で数式を作成する形式となっています。数式エディターが見つからない - Word - Office.com

数式エディタを使用するには、[挿入]タブの[オブジェクト]をクリックし、オブジェクトの種類で[Microsoft 数式 3.0 (Microsoft Equation 3.0)]を選択します。

数式オートコレクトで記号を挿入する - Microsoft Office Online

数式エディタのショートカットキー

画像への変換

[名前を付けて保存]でファイルの種類を[Webページ]に指定することで、ドキュメントに含まれるすべての数式をpngとgif形式で出力できます。

このとき、数式の作成方法により出力結果が異なります。

作成方法 元の数式 画像として出力された数式※1
数式ビルダ
(Word 2007)
数式エディタ
(Word 2007より前)
※1 違いを検証しやすいように、2倍に拡大して表示しています。

このようにWord 2007より前で作成した数式をWord 2007で出力すると、アンチエイリアスのない粗い画像となってしまいます。この問題は、Word 2007の数式に変換することで解決できます。

数式機能の拡張

Microsoft Mathematicsとそのアドインをインストールすることで、Wordの数式機能を拡張できます。

参考

  • 数式と数学記号 - Word - Microsoft Office Online