where

検索パターンに一致するファイルの場所を確認できます。

構文

WHERE [/R ディレクトリ] [/Q] [/F] [/T] パターン...

検索パターンに一致するファイルの場所を表示できます。既定では、現在のディレクトリおよびPATH環境変数によって指定されたパス内が検索されます。

オプション

オプション 機能
/R 指定したパターンに一致するファイルを、指定したディレクトリから開始して再帰的に検索し表示
/Q 一致したファイルの一覧を表示せずに、終了コードのみを返す (Quietモード)
/F 一致したファイル名を、二重引用符内に表示
/T 一致したすべてのファイルのサイズ、最終変更日および時刻を表示
パターン ファイルの検索パターンを指定する。パターンにはワイルドカードである「*」および「?」を使用することができる。

"$env:pattern"や"path:pattern"形式で指定することもできる。"env"は環境変数で、"env"環境変数で指定されたパスで検索が行われる。これらの形式は/Rスイッチと同時には使用できない。

パターンにPATHEXT変数の拡張子を追記して、検索を実行することもできる。

利用例

例:
    WHERE /?
    WHERE myfilename1 myfile????.*
    WHERE $windir:*.*
    WHERE /R c:\windows *.exe *.dll *.bat
    WHERE /Q ??.???
    WHERE "c:\windows;c:\windows\system32:*.dll"
    WHERE /F /T *.dll

ファイル名やコマンド名を指定することで、そのパスを確認できます。

C:\>where notepad

C:\Windows\System32\notepad.exe
C:\Windows\notepad.exe

パスも含めて指定するときは、"path:pattern"のようにパスの末尾を「:」とします。

C:\>where C:\Windows\System32\notepad.exe
エラー: "path:pattern" で無効なパターンが指定されました。

C:\>where C:\Windows\System32:notepad.exe
C:\Windows\System32\notepad.exe