Firefoxの履歴には、下表のような種類があります。
項目 | 内容 |
---|---|
表示したページの履歴 (Browsing History) |
履歴メニューや履歴とブックマークの管理ウィンドウ 、ロケーションバーの自動補完のアドレスリストに表示される、表示したページ。 |
ダウンロードの履歴 (Download History) |
ダウンロードウィンドウに表示される、ダウンロードしたファイル。 |
検索バーの入力履歴 (Search Bar History) |
Firefoxの検索バーに入力した内容。 |
フォームの入力履歴 (Form History) |
Webページのフォームに入力した内容。 |
Cookie (Cookies) |
Webサイトの設定やログイン状態などの情報を格納するため、そのサイトによって作成されたファイル。またFlashなどのプラグインによって格納される情報とサイトの設定。 |
キャッシュ (Cache) |
インターネットからダウンロードしたWeb ページや他のオンラインメディアなどの一時的なファイル。 |
現在のログイン情報 (Active Logins) |
HTTP認証によるWebサイトへのログイン情報。 |
保存されているパスワード (Saved Passwords) |
Webサイトのユーザ名とパスワード
このデータは、オプションの【セキュリティ】の[保存されているパスワード]で、個別に確認できます。 |
Web サイトのオフライン作業用データ (Offline Website Data) |
インターネットに接続していないときにも、そのWebサイトを利用できるようにするために、Webサイトがあなたのコンピュータに保存したファイル。
このデータは、オプションの【詳細 → ネットワーク】の[オフライン Web ページとユーザデータ]で個別に消去できます。オフライン Web ページとユーザデータ - 詳細設定 - | Firefox ヘルプ |
サイトの設定 (Site Preferences) |
Webサイトのズーム表示のレベルや文字エンコーディングを含む、サイト固有の設定 (ポップアップの許可など) |
オプションの[プライバシー]で履歴を記憶させるように設定していないと、閲覧履歴を確認することはできません。
このブラウジングライブラリーは、Firefox 57より前は[履歴とブックマークの管理]という名称であったものです。
閲覧履歴はCtrl + Hにより履歴サイドバーで確認できますが、より詳細な履歴は[履歴とブックマークの管理]で確認します。これはCtrl + Shift + H、またはメニューの【履歴 → すべての履歴を表示】から表示できます。
表示項目はヘッダー部を右クリックするか、メニューの【表示 → 表示する列】から変更でき、それには次の項目があります。
通常[履歴とブックマークの管理]は新しいウィンドウで開かれますが、Chrome URIの[chrome://browser/content/places/places.xul]をロケーションバーから開くことで、タブで開くこともできます。Open Library in a new Tab | Firefox Support Forum | Mozilla Support
以前は次のユーザー設定により保持期間を設定できましたが、これらはFirefox 4で削除されています。
しかし同様の機能を実現するアドオンがあるため、それで代替とします。
Expire history by days :: Add-ons for Firefox
Firefoxを再起動したときに、前回のウィンドウやタブの状態を復元できる機能があります。ただし表示したページの履歴が保存されるように設定されていないと、これは機能しません。
Firefoxが予期せず終了した場合には、再起動時にセッションを復元するか問われます。これを無効にするには、about:configで、browser.sessionstore.resume_from_crashをfalseに設定します。プライバシーに関する注意事項 - 前回のセッションの復元 | Firefox ヘルプ