GraphEditの使用方法

フィルタ グラフを作成するためのビジュアル ツールです。また、すでに作成されたフィルタ グラフについて調べることもできます。

導入

入手先

バージョンによって異なるようですが、「Microsoft Windows SDK v6.0A」には「GraphEdit 9 (Build:070927)」が付属します。これは%ProgramFiles%/Microsoft SDKs/Windows/v6.0A/binフォルダに、graphedt.exeのファイル名でインストールされます。

アプリケーションで使用されているフィルタ グラフの調査

GraphEditを使用すれば、アプリケーションで使用されているフィルタ グラフを確認できます。

コードの追加

そのためにはヘルパークラスのDsROTEntryのコードを、下記のように追加します。

IGraphBuilder graphBuilder = null;
DsROTEntry rotEntry = null;

// フィルタ グラフ マネージャを作成する
graphBuilder = ( IGraphBuilder )new FilterGraph();

... フィルタ グラフを構築する

// GraphEditからフィルタ グラフを追跡できるように、フィルタ グラフをROTに追加する
rotEntry = new DsROTEntry( graphBuilder );

GraphEditからの接続

この状態でGraphEditのメニューから【File → Connect to Remote Graph】を選択すると、[Select a remote filter graph to view]ウィンドウに、アプリケーションで使用されているフィルタ グラフのIDが表示されます。

一覧から選択し、[OK]ボタンをクリックします。するとアプリケーションで使用されているフィルタ グラフが表示されます。

調査対象のアプリケーションを閉じる前に、GraphEditを終了させます。さもなくばアプリケーションの終了時や再開時に、エラーが発生することがあります。

トラブル対処法

文字化け

日本語は文字化けします。文字化けした文字と本来の表記との対応は、下表のようになります。

表示 本来の表記
キャプチャ
静止画像