Mathクラス

メソッド 機能
Abs() 指定数の絶対値を返す
IEEERemainder() 指定数を別の指定数で除算した結果の剰余を返す
BigMul() 2つの指定数の完全な積を生成する
Ceiling() 指定した数以上の数のうち、最小の整数を返す。正の値では小数部が切り上げ
Math.Ceiling( 1.2) //  2.0
Math.Ceiling(-1.2) // -1.0
Floor() 指定した数以下の数のうち、最大の整数を返す。正の値では小数部が切り捨て
Math.Floor( 1.2) //  1.0
Math.Floor(-1.2) // -2.0
Round() 指定数を最も近い整数に丸める
DivRem() 2つの指定数の商を計算し、出力パラメーターの剰余を返す
Sqrt() 指定した数値の平方根を返す
Pow() 指定数を指定した値で累乗した値を返す
Exp() 指定数でeを累乗した値を返す
Log() 指定数の自然対数を返す
Log10() 指定数の底10の対数を返す
Max() 2つの指定数のうち、大きな方を返す
Min() 2つの指定数のうち、小さい方を返す
Sign() 指定数の符号を示す整数を返す
Truncate() 指定数の整数部を計算する
三角関数
メソッド 機能
Sin() 指定した角度の、サインを返す
Cos() 指定した角度の、コサインを返す
Tan() 指定した角度の、タンジェントを返す
Asin() サインが指定数となる、角度を返す
Acos() コサインが指定数となる、角度を返す
Atan() タンジェントが指定数となる、角度を返す
Atan2() タンジェントが2つの指定数の商である、角度を返す
Sinh() 指定した角度の、ハイパーボリックサインを返す
Cosh() 指定した角度の、ハイパーボリックコサインを返す
Tanh() 指定した角度の、ハイパーボリックタンジェントを返す

Round()

Math.Round(1.555);     // 2
Math.Round(1.555, 2);  // 1.56
Math.Round(1.555, 10); // 1.555

Math.Round(2.5);  // 2
Math.Round(2.51); // 3
public static double Round(
    double value,         // 丸められる値
    int digits,           // 戻り値の小数部の桁数
    MidpointRounding mode // 丸め方法
)
Math.Round メソッド (Double, Int32, MidpointRounding) (System) | MSDN

digitsを省略すると0が、modeはToEvenが指定されます。

modeの指定は、評価する桁の数値が5の場合に作用します。

  • AwayFromZero … ゼロから遠い (away from zero) 値に丸められる。
  • ToEven … 最も近い偶数に (to the nearest even number) 丸められる。
MidpointRounding 列挙型 (System) | Microsoft Learn
MidpointRoundingの値による相違
丸められる値 AwayFromZero ToEven
3.5 4
2.8 3
2.51 3
2.5 3 2
2.1 2
-2.1 -2
-2.5 -3 -2
-2.8 -3
-3.5 -4

Max()

次のように実装されています。

public static int Max(int val1, int val2) {
  return (val1>=val2)?val1:val2;
}
Max - math.cs

参考

参考書

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