javac - Javaコンパイラ

構文

javac <options> <source files>

オプション

オプション 説明
-g すべてのデバッグ情報を生成する
-g:none デバッグ情報を生成しない
-g:{lines,vars,source} いくつかのデバッグ情報だけを生成する
-nowarn 警告を発生させない
-verbose コンパイラの動作についてメッセージを出力する
-deprecation 推奨されないAPIが使用されているソースの位置を出力する
-classpath <path> ユーザークラスファイルおよび注釈プロセッサを検索する位置を指定する
-cp <path>
-sourcepath <path> 入力ソースファイルを検索する位置を指定する
-bootclasspath <path> ブートストラップクラスファイルの位置を置き換える
-extdirs <dirs> インストール済み拡張機能の位置を置き換える
-endorseddirs <dirs> 推奨規格パスの位置を置き換える
-proc:{none,only} 注釈処理やコンパイルを実行するかどうかを制御します。
-processor <class1>[,<class2>,<class3>...] 実行する注釈プロセッサの名前。デフォルトの検出処理をバイパス
-processorpath <path> 注釈プロセッサを検索する位置を指定する
-d <directory> 生成されたクラスファイルを格納する位置を指定する
-s <directory> 生成されたソースファイルを格納する場所を指定する
-implicit:{none,class} 暗黙的に参照されるファイルについてクラスファイルを生成するかどうかを指定する
-encoding <encoding> ソースファイルが使用する文字エンコーディングを指定する
-source <release> 指定されたリリースとソースの互換性を保つ
-target <release> 特定のVMバージョン用のクラスファイルを生成する
-version バージョン情報
-help 標準オプションの概要を出力する
-Akey[=value] 注釈プロセッサに渡されるオプション
-X 非標準オプションの概要を出力する
-J<flag> <flag>を実行システムに直接渡す

-classpath

-classpathでは、

  • ユーザーのクラスファイル
  • ソースファイル
  • 注釈プロセッサ

の検索場所を指定します。ただし

  • -sourcepath … ソースファイルの検索場所
  • -processorpath … 注釈プロセッサの検索場所

が指定されているときには、それらの設定が優先されます。

-encoding

ソースファイルのエンコーディング名を指定します。これを指定しない場合はプラットフォームのデフォルトコンバータ (WindowsではMS932) が使用されます。

ソールファイルがMS932ではなく-encodingも指定しない場合、コンパイル時に「警告:この文字は、エンコーディング MS932 にマップできません。」と警告が表示されます。

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