reg

レジストリを操作できます。

構文

REG 操作 [パラメーターの一覧]
操作  
QUERY  
ADD  
DELETE  
COPY  
SAVE  
LOAD  
UNLOAD  
RESTORE  
COMPARE  
EXPORT  
IMPORT  
FLAGS  

REG 操作 /?とすることで、特定の操作のヘルプを確認できます。

リターン コード: (例外: REG COMPARE)

  • 0 … 成功
  • 1 … 失敗

操作

QUERY

REG QUERY キー名 [/v [値名] | /ve] [/s]
          [/f データ [/k] [/d] [/c] [/e]] [/t 種類] [/z] [/se セパレーター]
          [/reg:32 | /reg:64]
オプション 機能
キー名
[\\コンピューター\]完全キー
  • コンピューター … リモート コンピューター名。省略した場合、現在のコンピューターが既定として使われます。HKLM と HKUのみリモート コンピューターで利用できます。
  • 完全キー … ルートキー\サブキー名の形式
    • ルートキー … [ HKLM | HKCU | HKCR | HKU | HKCC ]
    • サブキー … 選択したルートキーの下のレジストリ キーの完全な名前
/v 指定されたレジストリ キーの値を照会します。省略した場合、キーの値をすべて照会します。

このスイッチの引数は、/f スイッチを指定するときのみのオプションです。これは、値名を照会するためにのみ指定します。

/ve 既定の値、または空の値名 (既定) を照会します。
/s dir /s のようにサブキーと値をすべて再帰的に照会します。
/se REG_MULTI_SZ のデータ文字列で使う (長さ 1 の文字のみの) セパレーターを指定します。省略した場合、"\0" がセパレーターとして使われます。
/f 検索するデータまたはパターンを指定します。

文字列にスペースが含まれている場合は、二重引用符を使ってください。既定値は、"*" です。

/k キー名のみを検索するときに指定します。
/d データのみを検索するときに指定します。
/c 大文字と小文字を区別して検索します。既定の検索では、大文字と小文字を区別しません。
/e 完全に一致するものだけを返すように指定します。既定では、一致したものすべてを返します。
/t レジストリ値のデータの種類を指定します。

有効な種類は以下のとおりです。

REG_SZ、REG_MULTI_SZ、REG_EXPAND_SZ、REG_DWORD、REG_QWORD、REG_BINARY、REG_NONE

既定ではすべての種類が指定されます。

/z 詳細: 値名の種類と数値的に同等なものを表示します。
/reg:32 32 ビット レジストリ ビューを使用してキーにアクセスする必要があることを指定します。
/reg:64 64 ビット レジストリ ビューを使用してキーにアクセスする必要があることを指定します。
reg query /?
利用例
目的 コマンド
レジストリ値Versionの値を表示
REG QUERY HKLM\Software\Microsoft\ResKit /v Version
リモート コンピューターABC上のレジストリ キーSetupの下のサブキーと値をすべて表示
REG QUERY \\ABC\HKLM\Software\Microsoft\ResKit\Nt\Setup /s
値名の種類がREG_MULTI_SZであるすべての値名に対して、セパレーターを#として、サブキーと値をすべて表示
REG QUERY HKLM\Software\Microsoft\ResKit\Nt\Setup /se #
データの種類がREG_SZ、HKLMルートの下で、大文字と小文字を区別して"SYSTEM"と完全に一致するキー、値、およびデータを表示
REG QUERY HKLM /f SYSTEM /t REG_SZ /c /e
データの種類がREG_BINARY、HKCUルートの下で、データ内の"0F"が一致するキー、値、およびデータを表示
REG QUERY HKCU /f 0F /d /t REG_BINARY
HKLM\SOFTWAREの下の空の値 (既定) の値とデータを表示
REG QUERY HKLM\SOFTWARE /ve

ADD

REG ADD キー名 [/v 値名 | /ve] [/t 種類] [/s セパレーター] [/d データ] [/f]
        [/reg:32 | /reg:64]
オプション 機能
/v 選択したキーの下の追加される値名。
/ve キーの空の値名 (既定値) を追加します。
/t レジストリ キーのデータの種類 [ REG_SZ | REG_MULTI_SZ | REG_EXPAND_SZ | REG_DWORD | REG_QWORD | REG_BINARY | REG_NONE ]省略された場合、REG_SZ を想定します。
/s REG_MULTI_SZ のデータ文字列でセパレーターとして使う文字を1つ指定します。省略した場合、"\0" がセパレーターとして使われます。
/d 追加されているレジストリ値名へ割り当てられるデータ。
/f プロンプトなしで既存のレジストリ エントリを強制的に上書きします。
reg add /?
利用例
目的 コマンド
リモート コンピューターABCに、キーHKLM\Software\MyCoを追加
REG ADD \\ABC\HKLM\Software\MyCo
値を追加
  • 名前:Data
  • 種類:REG_BINARY
  • データ:fe340ead
REG ADD HKLM\Software\MyCo /v Data /t REG_BINARY /d fe340ead
値を追加
  • 名前:MRU
  • 種類:REG_MULTI_SZ
  • データ:fax\0mail\0\0
REG ADD HKLM\Software\MyCo /v MRU /t REG_MULTI_SZ /d fax\0mail
値を追加
  • 名前:Path
  • 種類:REG_EXPAND_SZ
  • データ:%systemroot%

注意:文字列を展開するには、キャレット記号 (^) で囲んでください。

REG ADD HKLM\Software\MyCo /v Path /t REG_EXPAND_SZ /d ^%systemroot^%

IMPORT

REG IMPORT ファイル名 [/reg:32 | /reg:64]
オプション 機能
ファイル名 (ローカル コンピューターのみに) インポートされるディスク ファイル名。
/reg:32 32 ビット レジストリ ビューを使用してキーにアクセスする必要があることを指定します。
/reg:64 64 ビット レジストリ ビューを使用してキーにアクセスする必要があることを指定します。
利用例
目的 コマンド
ファイル AppBkUp.reg からレジストリ エントリをインポートする
REG IMPORT AppBkUp.reg