ROBOCOPY コピー元 コピー先 [ファイル [ファイル]...] [オプション]
オプション | 機能 | 既定値 |
---|---|---|
/S | サブディレクトリをコピーする。空のディレクトリは除外 | |
/E | サブディレクトリをコピーする。空のディレクトリも含む | |
/PURGE | 既にコピー元に存在しないコピー先のファイル/ディレクトリを削除 | |
/MIR | ディレクトリ ツリーをミラー化する。これは/E /PURGEと同等 | |
/DCOPY | ディレクトリの、コピーするプロパティを指定 | DA |
/COPY | ファイルの、コピーするプロパティを指定
|
DAT |
/MOV | コピー後にコピー元のファイルを削除することで、移動とする | |
/MOVE | コピー後にコピー元のファイルとディレクトリを削除することで、移動とする | |
/Z | 再起動可能モードで、ファイルをコピー | |
/B | バックアップ モードで、ファイルをコピー | |
/ZB | アクセスが許可されたならば再起動可能モード、さもなくばバックアップ モードとする | |
オプション | 機能 | 既定値 |
---|---|---|
/R:n | 失敗したコピーに対する再試行数 | 1,000,000 |
/W:n | 試行と再試行の間の待機する秒数 | 30 |
オプション | 機能 |
---|---|
/LOG:ファイル | ファイルに状態を出力する。既存のファイルに上書き |
/LOG+:ファイル | ファイルに状態を出力する。既存のファイルに追記 |
クラス | コピー元 | コピー先 | 更新時刻 | サイズ | 属性 | 意味 |
---|---|---|---|---|---|---|
Lonely | ある | ない | - | - | - | コピー元にしかない |
Tweaked | ある | ある | 一致 | 一致 | 不一致 | 属性だけが異なる |
Same | ある | ある | 一致 | 一致 | 一致 | 同一 |
Changed | ある | ある | 一致 | 不一致 | - | 変更されている |
Newer | ある | ある | 元>先 | - | - | 新しい |
Older | ある | ある | 元<先 | - | - | 古い |
Extra | ない | ある | - | - | - | コピー先にしかない |
Mismatched | ある | ある | - | - | - | 名前が同じだが、ファイルとフォルダのように種類が異なる |
既定ではChanged、Newer、Olderだけが対象のため、これを変更するにはオプションを指定します。
オプション | 機能 |
---|---|
/XC | Changed (変更されたファイル) を除外 |
/XN | Newer (新しいファイル) を除外 |
/XO | Older (古いファイル) を除外 |
/XX | Extra (コピー先にだけ存在するファイルとディレクトリ) を除外 |
/XL | Lonely (コピー元にだけ存在するファイルとディレクトリ) を除外 |
/IS | Same (同一ファイル) を含む |
/IT | Tweaked (異常なファイル) を含む |
クラス | 英語 | 日本語 | ||
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Directory | File | ディレクトリ | ファイル | |
Lonely | New Dir | New File | 新しいディレクトリ | 新しいファイル |
Tweaked | - | Tweaked | - | マイナー変更した |
Same | - | Same | - | 同じ |
Modified | - | Modified | - | 更新済み |
Changed | - | Changed | - | 変更済み |
Newer | - | Newer | - | 新しい |
Older | - | Older | - | 古い |
Extra | EXTRA Dir | EXTRA File | EXTRA Dir | EXTRA File |
Mismatched | MISMATCH | 不一致 |
項目 | 意味 |
---|---|
合計 (Total) | |
コピー済み (Copied) | コピーした数 |
スキップ (Skipped) | コピーの必要がなかった数 |
不一致 (Mismatch) | 名前が同じだが、ファイルとフォルダのように種類が異なっていた数 |
失敗 (FAILED) | コピーに失敗した数 |
Extras | コピー先にだけあった数 |
C:\>robocopy SRC DEST
SRCにあるすべてのファイルを、DESTにコピーします。
C:\>robocopy SRC DEST /MOV
SRCにあるすべてのファイルを、DESTに移動します。これは同一のドライブで合ってもパスを変更するのではなく、コピー後に元のファイルを削除することで移動とするため、ファイルサイズによっては時間がかかります。
C:\>robocopy SRC DEST *.txt
SRCにある*.txtに一致するファイルを、DESTにコピーします。ワイルドカードには「*」または「?」を指定でき、これを指定しないときは*.*が既定値として用いられます。
C:\>robocopy SRC DEST /E
SRCにあるすべてのファイルを、サブディレクトリ以下のファイルも含めてDESTにコピーします。
C:\>robocopy SRC DEST /MIR /R:2 /W:3 /LOG:log.txt
SRCをDESTにミラー化します。このときSRCに存在しないファイルはDESTから削除され、コピーに失敗した場合は3秒間待機して2回まで再試行されます。また処理の状態が、log.txtに出力されます。
/Rと/Wのオプションを指定しないと、失敗した場合には既定で30秒間待機し、1,000,000回まで再試行されます。
コピー元にルートディレクトリを指定すると、コピー先のディレクトリにシステム ファイル属性が付与され、既定の設定ではエクスプローラなどで表示されなくなります。よってルートディレクトリを対象にコピーした後には、attribコマンドなどでこのシステム ファイル属性を解除します。robocopy後のコピー先フォルダが隠しフォルダになってしまう
robocopyをGUIから実行できるツールです。