ここで解説するのはWebページの表示に使用する言語ではなく、Firefoxのメニューなどに使用される言語です。
Firefoxの言語を変更するには、まずは変更する言語の言語パックをインストールする必要があります。それは次のページからインストールできます。
スペルチェック辞書と言語パック :: Add-ons for Firefox
このページに希望の言語が存在しないときには、Mozillaのアーカイブからインストールできます。たとえばWindows版の英語 (en-US) の言語バックは、
ftp://ftp.mozilla.org/pub/mozilla.org/firefox/releases/Firefoxのバージョン/win32/xpi/en-US.xpiにあります。Firefox 言語パックのインストールに関するメモ 日々是爆食/ウェブリブログ
個々の言語はアーカイブではその言語コードがファイル名となっていますが、そのコードはRFC 2070の定義に基づくようです。2.7 どうしてロケール名が変更されたのですか - L10N FAQ - 日本語パックについて
言語パックはFirefoxのバージョンごとに異なり、Firefoxを更新したときに対応するバージョンのそれが用意されていないと、インストールした言語は無効となります。
BetaやAuroraなどの開発者向けバージョンは、現行バージョンよりもつねに進んだバージョン番号となっています。一方で言語パックはFirefoxの対応したバージョンでなければインストールできないため、Release向けの言語パックはBetaやAuroraにはインストールできません。そのため、それらのための言語パックは別に用意されています。
たとえばAuroraのそれは、次のリンク先にあります。
ftp://ftp.mozilla.org/pub/mozilla.org/firefox/nightly/latest-mozilla-aurora-l10n/win32/xpi/ただしEnglish (US) のそれだけは異なり、次の場所になります。
ftp://ftp.mozilla.org/pub/mozilla.org/firefox/nightly/latest-mozilla-aurora/firefox-Firefoxのバージョン.en-US.langpack.xpiインストールされた言語パックは、アドオンマネージャに表示されます。言語パックの無効化や削除はそこで行えます。
表示言語の変更はabout:configから行えます。それにはロケーションバーにabout:configと入力し、設定ページを表示させます。そしてgeneral.useragent.localeの値を、希望の言語パックの言語コードに変更します。
言語パック | 言語パックのファイル名 | 言語コード |
---|---|---|
Japanese (日本語) | jp.xpi | jp |
English (US) | en-US.xpi | en-US |
指定の言語がインストールされていない場合、この指定は無視されます。
Firefoxのメニューなど、起動時から表示される文字は再起動後に変更が反映されます。一方でオプションのウィンドウなど、それが表示される時点で作成されるウィンドウには、言語の変更が即座に反映されます。
この変更をより簡単に行うアドオンもあります。Locale Switcherではインストール済みの言語の一覧を表示し、そこから選択することで簡単に言語を変更できます。
Locale Switcher :: Add-ons for Firefox