GPSの誤差を補正することで精度を向上させます。ジェミニの場合では、10mの精度を7mまで向上できます。
GPSの誤差を補正することで、精度を向上させます。独自に基準局を設置するため費用がかかりますが、数cmの精度を期待できます。これはGPS受信機を2台用意すれば、原理的には自作できるものです。
DGPS、RTK-GPSが地上から補正情報を送るのに対し、こちらは衛星から情報を送ります。この利点はサービスの範囲が広いことと、扱う電波がGPSのそれと同一なため、別に受信機を必要としないことにあります。
この技術は一般的にSBAS (静止衛星型衛星航法補強システム) と呼ばれ、アメリカ合衆国ではWAAS、ヨーロッパではEGNOSの名でサービスが提供されています。これらはすべて同じ方式で運用されているため、このいずれかに対応していれば日本でも使うことができます。
すでにこれらに対応した製品は販売されていますが、問題はこれに必要な衛星が、日本では未だに打ち上げられていないことにあります。当初は1999年の予定でしたが、H2ロケット打ち上げ失敗などにより、2005年現在でも運用開始に至っていません。