スリープと休止状態の2つを兼ねた機能で、実行状態をスリープのようにメモリに保存しつつ、休止状態のようにストレージにも保存します。これによりスリープのように素早く復帰できつつ、休止状態のように電源が喪失しても実行状態が失われません。第22回 節電にはWindows7を!!(ハイブリッドスリープのお話):IT Bootstrap:オルタナティブ・ブログ 木澤朋和 (2011/05/06)
Windows 8ではコネクトスタンバイ (Connected Standby) と呼ばれていた機能の後継です。S0 Low Power Idleがサポートされるプロセッサで有効となります。
システムがモダンスタンバイの状態であるとき、UWPアプリで再生している音楽は、そのまま再生が継続されます。ASCII.jp:Windows 10 RS1におけるモダンスタンバイを詳しく見る 塩田紳二 (2016/11/13)
モダンスタンバイから従来のS3への変更にはOSの再インストールが必要とされていますが、レジストリの操作で可能です。モダン スタンバイ | Microsoft Learn
それには[HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Control\Power]にDWORD (32 ビット) で[PlatformAoAcOverride]の名前で作成し、値を0とします。How to disable Modern Standby? - Microsoft Community
ただしS3がサポートされていないとクラッシュする恐れがあるため、事前にpowercfg /aで確認します。
スリープを阻害するアプリケーションやドライバーは、Powercfgの/REQUESTSで確認できます。そこで、
USB 中断:USB デバイスはセレクティブ サスペンドになっていません
このデバイスはセレクティブ サスペンド状態になりませんでした。この USB デバイスがセレクティブ サスペンド状態でないときには、プロセッサの電源管理が行われないことがあります。このことによって、システムのスリープが妨げられることはありません。
とデバイスが報告されることがありますが、このデバイスがスリープの妨げであることがあります。
接続されているデバイスが原因となることもあるため、順に取り外して検証します。デバイスを特定できたならば、ドライバーを更新してみます。標準のドライバーに更新がないならば、デバイスのサイトから探して更新します。