目的によってファイル形式を使い分けます。
vCardはOutlook以外も対応する標準的なフォーマットのため、Outlook独自の情報は保存されません。
vCard (ブイカード)
インターネット経由で交換する電子的な名刺の規格。名前や住所、電話番号といった情報をやり取りできる。vCard形式で書いた自分の名刺をメールに添付して送ると、相手がvCard対応のメールソフトを使っていれば、その情報をそのまま相手のアドレス帳に登録できる。
「vCard」とは:パソコン関連用語の意味・解説
連絡先を開いて、Officeボタンから【名前を付けて保存 → vCardファイルにエクスポート】を実行することで、連絡先をvCard形式で保存できます。連絡先を vCard (.vcf ファイル) として送信および保存する - Outlook - Office.com
複数の連絡先を一括してエクスポートするには、複数の連絡先を選択した状態で右クリックし、[名刺として送信]を選択します。そうすると下図のように、添付ファイルに複数の連絡先が設定された状態でメールの作成画面が開きます。
そして添付ファイルをすべて選択し、コピーします。その状態でエクスプローラなどに貼り付けることで、vCard形式で一括してエクスポートできます。なお添付ファイルを選択した状態で、エクスプローラなどへドラッグ&ドロップすることでも可能です。
アカウントが作成されていない状態では、[名刺として送信]は使用できません。
vCardファイルは、メニューの【ファイル → インポートとエクスポート】にある[vCardファイルのインポート]からOutlookへインポートできます。またはvCardファイルをOutlookへドラッグ&ドロップするとその連絡先が開くので、それを保存することでもエクスポートできます。
.msgファイルはOutlook独自の形式ですが、他ツールでの利用を考慮しなくても良いのならば、最も簡単にエクスポートとインポートを行えます。またvCardとは異なり、Outlook独自の情報もすべて保存されます。
連絡先を選択して、それをエクスプローラなどへドラッグ&ドロップします。
エクスプローラなどで.msgファイルを選択して、それをOutlookの連絡先へドラッグ&ドロップします。.msgファイルがメールに添付された状態であるならば、それを先にコンピュータ上へ保存してから処理します。
Windows 8.1以降でドロップすると、新しい連絡先が作成されるだけでインポートできません。