文字参照 (character reference)

HTMLのマークアップに使用されている記号は、そのまま記述するとタグや属性を表す記号としてブラウザに解釈されてしまいます。そのような記号をそのまま表示したい場合に、文字参照という表記を用います。

記号 文字実体参照 数値文字参照※1 英語名
' '※2 ' apostrophe
" " " quotation marks
< &lt; &#60; less-than sign
> &gt; &#62; greater-than sign
& &amp; &#38; ampersand
  &nbsp; &#20; non-breaking space
※1 数値部分は10進数で、Unicodeに対応しています。
※2 IE6が対応しないため、数値文字参照で表記すべきです。

改行しないスペース (non breaking space)

スペースはHTMLのマークアップと関係なく、1つのスペースはそのまま出力されます。&nbsp;の用法はスペースの表示ではなく、そこで自動的に改行しないように指示することにあります。

コード 表示例
ABC DEF
ABC DEF
ABC&nbsp;DEF
ABC DEF

文字実体参照 (character entity reference)

基本的な文字参照は前述した通りですが、それ以外にもHTMLのマークアップとは無関係に定義された文字参照が多数あります。

コードポイント 名前 グリフ
U+000C1 &Aacute; Á
U+000E1 &aacute; á
U+000AE &reg; ®
U+000AE &REG; ®

名前の大文字/小文字は区別されますが、文字によっては大文字/小文字それぞれに、同一の文字が割り当てられていることもあります。

数値文字参照 (numeric character reference)

文字をUnicode (UTF-16) で指定します。

  • 10進表記 … &#nnnn;
  • 16進表記 … &#xhhhh;

たとえば「あ」のUnicode値は12354 (16進では3042) のため、下表のように記述します。

  コード 表示例
10進表記 &#12354;
16進表記 &#x3042;
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