配列数式とは、1つまたは複数の値セットに基づいて複数の計算を実行し、1つまたは複数の結果を返す数式です。
配列数式は波かっこ ( {} ) で囲まれて表示されます。配列数式として入力するには、CtrlとShiftキーを押しながらEnterキーを押します。
A | B | C | ||
---|---|---|---|---|
式 | 計算結果 | |||
1 | 1 | 4 | {=A1:A3*B1:B3} | 4 |
2 | 2 | 5 | {=A1:A3*B1:B3} | 10 |
3 | 3 | 6 | {=A1:A3*B1:B3} | 18 |
この例ではC1:C3を選択した状態で、=A1:A3*B1:B3
と入力しCtrl + Shift + Enterで確定します。そうすると選択していたセルに、波かっこ付きで{=A1:A3*B1:B3}
と設定されます。
配列数式の構文に定数を入力します。たとえば式を=SUM({1,2,3})
とすると、6が返されます。配列数式では波かっこが自動で入力されましたが、配列定数では手動です。
配列定数により、複数のセルに一括して入力できます。この場合は必要な範囲を選択した状態で式を入力し、最後にCtrl + Shift + Enterで確定します。このとき行の区切りはセミコロンとします。
名称 | 目的 | 式 |
---|---|---|
1次元水平定数 | 同一行の3つのセルに1,2,3と入力 | ={1,2,3} |
1次元垂直定数 | 同一列の3つのセルに1,2,3と入力 | ={1;2;3} |
2次元定数 | 2行3列に、1,2,3,4,5,6と入力 | ={1,2,3;4,5,6} |