IF(論理式, [真の場合], [偽の場合])IF function
論理式には比較演算子を使用できます。
真の場合または偽の場合の一方は省略でき、真の場合を省略したときに論理式が満たされるときは0が、偽の場合では"FALSE"が返されます。
式 | 結果 |
---|---|
=IF(A1=1,"T","F") | A1が1ならば"T"、さもなくば"F" |
=IF(A1=1,"T") | A1が1ならば"T"、さもなくば"FALSE" |
=IF(A1=1,,"F") | A1が1ならば0、さもなくば"F" |
=IF(A1>1,IF(A1<10,"T","F")) | A1が1より大きいとき、10より小さければ"T"さもなくば"F"。1未満ならば"FALSE" |
論理値に対する乗算は下表の結果となるため、
式 | 結果 |
---|---|
=TRUE*TRUE | 1 |
=TRUE*FALSE | 0 |
=FALSE*FALSE | 0 |
これを応用すれば複数の条件を満たす論理式 (AND) は、
=IF((A1=10)*(A2=20),"T")
のように記述できます。また加算の結果は、
式 | 結果 |
---|---|
=TRUE+TRUE | 2 |
=TRUE+FALSE | 1 |
=FALSE+FALSE | 0 |
となるため、いずれかの条件を満たす論理式 (OR) は+演算子で表せます。
AND(論理式1 [,論理式2, … 論理式n])AND 関数 - Office サポート
式 | 結果 |
---|---|
=AND(TRUE,TRUE) | TRUE |
=AND(TRUE,FALSE) | FALSE |
=AND(TRUE,TRUE,TRUE) | TRUE |
=AND(TRUE,TRUE,FALSE) | FALSE |
満たすべき条件が複数ある場合には、SUMIFに対応するSUMIFSのように、それ専用の関数を用います。
OR(論理式1 [,論理式2, … 論理式n])OR 関数 - Office サポート